茶ん汲むの戦い 湯煙の里の鬼退治 13
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/10/30 11:26 投稿番号: [10640 / 19672]
お裁きの場に乱入してきた謎の一行。
「郡主殿、捏造と歪曲きわまりないお裁き、かなりの悪(ワル)ですなぁ」
リーダーっぽい初老の男(なぜかパーマっぽいくせ毛で、底の高い靴を履いています)が言い放ちます。
「あ、あれは!」
チャングムが叫びます。そうです、大邱で見た暗行御史(アメンオサ)の金政益(キム・ジョンイル)一行です。
「そなたたちは何者かね?」
チュド郡主は静かに言います。
一行の中から、偉そうな男と二重瞼の男がずいっと前に出てきます。
「ひかえ、ひかえぃ!この方をどなただと心得る。
畏れ多くも先の領議政兼大将軍金一星(キム・イルソン)首領ニムのご子息、金政益(キム・ジョンイル)ニムにあらせられるぞ!」
二重瞼の男――呂務賢(ノ・ムヒョン)――が、懐から暗行御史(アメンオサ)のしるしを彫り込んだ印籠を出してかかげます。
「暗行御史(アメンオサ)を務められる指導者様のご前である、頭が高い。ひかえおろう!」
チュドら一同ははそれを見て平伏します。
「さて、郡主は大きな間違いを犯しておる」
政益(ジョンイル)は、そう言うと、平伏しているチュドの手から棒をひったくり、膝に押し当ててへし折ってしまいました。
「このような棒一本でなにを証明できると思っているのか!奴婢二人が共謀して、一人がずっと小屋の中にいて不在証明をつくり、一人が外に出てこのつっかえ棒を使用した上で犯行に及んだのであれば、どうじゃな?」
「し、しかしその棒には血の跡が・・・」
「そんなものはいくらでも小細工がきく!犬の血でも塗っておけばごまかせるものじゃ!」
政益(ジョンイル)はそう決め付け、近くの燭台を引き寄せて折った棒を焼き捨てると、一同に申し渡します。
「このたびの一件、大金に眼がくらんだ奴婢ゼン・ウサギガメが共謀し、ミイニョを囮として鄭舟英(チョン・ジュヨン)を誘い出して殺害、大金を奪った上、鄭蒙准(チョン・モンジュン)まで殺そうとして襲ったものの、失敗したというのが真相じゃ」
「蒙准(モンジュン)どのの右手の傷は、襲撃をよけて地面を転がったときにすりむいたものなんだ」
お供のうちの偉そうなほう――金台重(キム・デジュン)――が付け足します。
「郡主はおそらく奴婢から賄賂をもらって裁きを枉げたのであろう。者ども、こやつをひったてぃ!」
政益(ジョンイル)が言うと、郡役所の下僚たちはしぶしぶチュドとゼン・ウサギガメ・ミイニョを連行します。
「暗行御史(アメンオサ)さま、ありがとうございます。おかげで疑いも晴れ、叔父の無念も晴らせそうです」
蒙准(モンジュン)は額を床にこすりつけてお礼を申します。
「うむ、腐敗した郡主も成敗したし、これで一件落着じゃ。よかったのぉ」
政益(ジョンイル)は声も高らかにウェーハッハッハと笑います。
「郡主殿、捏造と歪曲きわまりないお裁き、かなりの悪(ワル)ですなぁ」
リーダーっぽい初老の男(なぜかパーマっぽいくせ毛で、底の高い靴を履いています)が言い放ちます。
「あ、あれは!」
チャングムが叫びます。そうです、大邱で見た暗行御史(アメンオサ)の金政益(キム・ジョンイル)一行です。
「そなたたちは何者かね?」
チュド郡主は静かに言います。
一行の中から、偉そうな男と二重瞼の男がずいっと前に出てきます。
「ひかえ、ひかえぃ!この方をどなただと心得る。
畏れ多くも先の領議政兼大将軍金一星(キム・イルソン)首領ニムのご子息、金政益(キム・ジョンイル)ニムにあらせられるぞ!」
二重瞼の男――呂務賢(ノ・ムヒョン)――が、懐から暗行御史(アメンオサ)のしるしを彫り込んだ印籠を出してかかげます。
「暗行御史(アメンオサ)を務められる指導者様のご前である、頭が高い。ひかえおろう!」
チュドら一同ははそれを見て平伏します。
「さて、郡主は大きな間違いを犯しておる」
政益(ジョンイル)は、そう言うと、平伏しているチュドの手から棒をひったくり、膝に押し当ててへし折ってしまいました。
「このような棒一本でなにを証明できると思っているのか!奴婢二人が共謀して、一人がずっと小屋の中にいて不在証明をつくり、一人が外に出てこのつっかえ棒を使用した上で犯行に及んだのであれば、どうじゃな?」
「し、しかしその棒には血の跡が・・・」
「そんなものはいくらでも小細工がきく!犬の血でも塗っておけばごまかせるものじゃ!」
政益(ジョンイル)はそう決め付け、近くの燭台を引き寄せて折った棒を焼き捨てると、一同に申し渡します。
「このたびの一件、大金に眼がくらんだ奴婢ゼン・ウサギガメが共謀し、ミイニョを囮として鄭舟英(チョン・ジュヨン)を誘い出して殺害、大金を奪った上、鄭蒙准(チョン・モンジュン)まで殺そうとして襲ったものの、失敗したというのが真相じゃ」
「蒙准(モンジュン)どのの右手の傷は、襲撃をよけて地面を転がったときにすりむいたものなんだ」
お供のうちの偉そうなほう――金台重(キム・デジュン)――が付け足します。
「郡主はおそらく奴婢から賄賂をもらって裁きを枉げたのであろう。者ども、こやつをひったてぃ!」
政益(ジョンイル)が言うと、郡役所の下僚たちはしぶしぶチュドとゼン・ウサギガメ・ミイニョを連行します。
「暗行御史(アメンオサ)さま、ありがとうございます。おかげで疑いも晴れ、叔父の無念も晴らせそうです」
蒙准(モンジュン)は額を床にこすりつけてお礼を申します。
「うむ、腐敗した郡主も成敗したし、これで一件落着じゃ。よかったのぉ」
政益(ジョンイル)は声も高らかにウェーハッハッハと笑います。
これは メッセージ 10638 (toapanlang さん)への返信です.
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