喫茶室「一服汁」

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茶ん汲むの戦い 湯煙の里の鬼退治 10

投稿者: toaniuniu05 投稿日時: 2006/10/27 10:35 投稿番号: [10628 / 19672]
  さて翌朝、起床したチャングムと春香(チュニャン)は、まず朝日を浴びようと庭園に出ました。
「ミイニョぉー!どこに行ったんだぁ?」
  おや、男の奴婢が二人、そう叫びながら庭園内を歩いています。
「どうかしたんですか?」
  不審におもったチャングムが訊きます。
「昨晩から私たちの仲間とご主人様が行方不明なんです」
「ご主人様はどうせどこかで酔っぱらって倒れているんでしょうが、仲間のミイニョのほうが心配です」
「それなら大丈夫だよ。ミイニョさんは昨晩ボクたちが保護して一緒に泊まっているんだ」
  力強い春香(チュニャン)の言葉を聞いて二人の男の表情は明るくなりました。
「本当ですか!それはよかった。ありがとうございます」
「申し遅れました。私たちはミイニョと同じく鄭家に仕えるゼンとウサギガメと申します」

  そのころ、朝風呂から上がったグレコとマミョは部屋に戻ろうとして、玄関のそばを通りました。
「御用改めである!」
  ん?役人たちが踏み込んできましたよ。
「お役人どの、どうかなさったのですか?」
「うむ。この近くで両班さまが死体で発見されたんだ。それで行方の知れなくなっている奴婢たちを参考人として探しているのだ」
「物騒、ですの」
「このあたりを虱潰しに探しているんだ。あなた方のお部屋にもお邪魔いたしまするぞ」
  役人たちはそう言うと、一部屋ずつ改め始めました。

「まぁ、そうでしたの。あなたたちがミイニョさんをお逃がしになったのですね」
  プ・リッツがゼンとウサギガメの話を聞いて言いました。
「はい。鄭舟英(チョン・ジュヨン)さまは、酔うと見境なく女性を襲おうとするのです」
「ミイニョはあのとおりの器量良しですので目に止まっちまったんです。で、私どもはハァハァした舟英(ジュヨン)さまを無理やり酔いつぶして、彼女を逃がしたんです」
  ゼンとウサギガメはそう事情を説明します。
「鄭蒙准(チョン・モンジュン)さまも、ずっとおいやらしい目で私を見ておりました。それもあって逃げたのです」
  ミイニョはそっと眼を伏せます。
「そうなの。両班として恥ずかしい連中ね」
  憤懣やるかたない様子でウルルが言ったときです。
「御用改めです。失礼します」
  郡の役人が入ってきました。
「鄭家の鄭舟英(チョン・ジュヨン)どのが殺された件について、同家の奴婢3人を探しております。・・・あっ!いました」
  隠れる暇も無く見つかる3人。

  事情がまだよく判明していないこともあって、ミイニョ・ゼン・ウサギガメらは犯人扱いされませんが、郡役所に護送されました。チャングムたちも一応参考のため事情聴取、ということで一緒に行きます。
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