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チャングムの戦い 北の国から来た使い6

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/09/24 22:31 投稿番号: [10337 / 19672]
  宴も終わって家に帰ったチャングム。
「ただいま、ポシンたん」
「おかえりー、チャングム。きっとえーもん食べてきたんやろなぁ。うっうっ(涙)」
「な、泣かなくてもいいじゃない。そのお店にポシンたんそっくりの猫がいたんだよ」
「ほー、つーっことはきっと男前なんやろなぁ。で、それはええとして最近はごっつう忙しいなぁ。御霊(みたま)のせいだけやないで」
  ポシンたんの言うとおり、最近は連続強姦・窃盗などの凶悪事件が頻発しています。そのため、手鏡に恨(ハン)がたまるのも速く、ここのところチャングムは毎日のように変身して戦っています。
  しかし、それらの凶悪事件のほとんどは、ただの犯罪者であり、チャングムが追っている御霊(みたま)の仕業ではないのです。

  頻発する犯罪に、エロ大将と屈艾都(クル・エィト)という左右捕盗庁のトップも頭を悩ませています。
「屈大将、最近犯罪が頻発しすぎだ。もうすぐ天朝からご使節が来るというのに・・・」
「うむ、エロ大将の言うとおりだ。王も宸襟を悩ませ奉っておられるとか」
  もうすぐ清国から使者が来るということで、清使を三跪九叩頭させる独立門、いや朝鮮王が三跪九叩頭する迎恩門を掃き清めるなど、国をあげて迎える準備で大忙しなのです。
  無礼な振る舞いが少しでもあれば罰金や献上女性の追加といった厳罰が下されかねません。単なる粗相があっても問題ですが、もし使者の身に危険が及んだり、窃盗の被害が出るようなことがあれば、謝罪と賠償どころか、それをもって王の退位を迫ってくるかもしれません。
「左捕盗庁には新人が配属されたではないか。忙しい最中にうらやましいことだ」
「その件だが、そちらに推挙したい人物がいるのだ。実は・・・それと江戸庵(カン・ホアム)さまから話があってな・・・」
「・・・なるほど。それはありがたい。江(カン)さまの依頼については森羅異(サム・ライ)どのの知恵を借りようか」
  二人は何か密談をし、会合を終えました。

  数日後、
「ちぃーっす、『漢城月報』です。取材に来ました。期待の新人にインタビューでーす」
  おや、『漢城月報』編集長の大礼玖(テ・レク)が左捕盗庁にやってきました。
「あら、編集長みずから取材とは珍しいですね」
  秋乙泪(チェ・ウルル)従事官がジョンホを呼びに行きました。チャングムがお茶を出します。
「ありがと、チャングムちゃん。ところで右捕盗庁にも新人が配属されたそうね。そっちは夫璃斗(プ・リッツ)さんに行ってもらってるけど」
「え、そうなんですか。どんな人なんだろ」
  チャングムにとっては初耳です。
「チャングム、見回りに行くわよ」
「あ、待ってジャスティナ。大(テ)さん、失礼します」
  ジャスティナにうながされてチャングムは見回りに出ました。
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