喫茶室「一服汁」

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チャングムの戦い 北の国から来た使い5

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/09/23 17:23 投稿番号: [10329 / 19672]
  翌週、ジョンホの基礎訓練が終わり、その打上げが『徒然亭』で開かれました。酒の飲めないエロ大将は、女将の洪(ホン)キコが点てたお茶を飲んでいます。洪(ホン)キコは熱造流の免許皆伝という高麗茶道の達人なのです。
「ジョンホ、エロ大将の厳しい訓練によく耐えたなぁ」
「大将はああいうのがお好きだから。でもよくがんばったわね」
「ありがとうございます。先輩方のおかげです」
  任万也(イム・マニャ)従事官と秋乙泪(チェ・ウルル)従事官がジョンホの労をねぎらいます。
「お待たせしましたぁ。当店自慢の韓定食です。娘々、またつまづくなよ、っと言ってるそばから」
「だ、だいじょーぶやでー」
  店員の娘々と春香(チュニャン)が李朝の誇る韓定食を持ってきました。娘々のふらふらと危ない足元は相変わらずですが、今回は大丈夫でした。あ、当然、二人とも美徳(メイド)姿です。
「わ、私こういう豪華な料理は初めてです・・・・・・ポシンたんが羨ましがるかなぁ」
  チャングムは感激しました。韓定食はもやしなど野菜中心のヘルシーなものです。料亭に動物を持ち込むのはまずいなぁと思って、ポシンたんは家でお留守番なのです。
「あれ?チャングム、ポシンたん連れてきたんじゃないの?」
「え、お留守番させてるよ」
「でも、あのテーブルの下にいるよ」
「え?」
  ジャスティナの指摘でチャングムがテーブルの下を見ると、たしかにポシンたんがいます。
「おかしいなぁ?・・・・・・ポシンたん、どうして来ちゃったの?」
「ミー」
  あれ?犬じゃなくて猫のようですが?
「ああ、チャングムちゃん、そいつはうちの店のマスコットなんだ」
「うちが清国から連れて来てんでー。チハたんいうねん」
  春香(チュニャン)と娘々が答えました。
「へー、猫なんですか・・・でもポシンたんそっくり」
  チャングムは驚きを隠せません。
「そうなの?この子が来てからうちも繁昌してるの。まるで招き猫だわ。・・・・・・さ、韓定食を召し上がれ」
  洪(ホン)キコが料理を勧めました。

  そのころ、漢城路上では、右捕盗庁の面々が凶悪窃盗犯を追っていました。屈グレコが叫びます。
「マミョ、そっちへ行ったわよ!気をつけて」
「う、うん」
  追いつめられた窃盗犯は姫麻猫(ヒ・マミョ)に飛び掛ります。
「危ない!」
「お、お兄ちゃん!」
  すかさず窃盗犯を手斧の峰でどついてマミョの危機を救ったのは、兄の姫麻紳(ヒ・マジン)従事官です。
「マミョ、だいじょうぶか?」
「ケガはなくって?」
「う、うん」
  姫麻紳(ヒ・マジン)とグレコがマミョに駆け寄り、侯理究(フ・リク)が倒れた窃盗犯を捕縛しました。
「最近は凶悪犯が増えておる。いったいどういうことだ」
  屈艾都(クル・エィト)捕盗大将がつぶやきます。
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