チャングムの戦い 北の国から来た使い2
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/09/20 20:49 投稿番号: [10299 / 19672]
翌朝、さっそく『漢城月報』の号外が売られていました。
「漢城を騒がせているあの強姦魔がついにつかまったわよ!」
「手柄を立てたのはまたもや左捕盗庁だ!」
売り歩く『漢城月報』記者の夫璃斗(プ・リッツ)と項蓋世(ハン・ケゼ)の声も楽しそうです。
「おーい、一部ちょうだい」
南大門の門番任務の休憩中だった洪紀同(ホン・キドング)はそう言って一部買い、門番小屋に戻りました。
「お、洪トンム外出していたのか」
おや、友人の森羅異(サム・ライ)が来ています。
「うむ。またエロ大将が犯罪者を検挙したらしいぞ」
「それはめでたい。しかし最近犯罪が起こりすぎではないかな?もうすぐ北の国からやっかいな連中がくるというのに難儀なことだ」
そうです。もうすぐ清国から使者が来るのです。李朝では清のことを方角上『北の国』としていました。そのため、清に学ぼうとする実学的な姿勢を持った人を『北学派』と言ったりもしました。
「うーん、もうひとつ釈然とせんが、強姦魔を捕まえることができたのはよかったな」
左捕盗庁ではエロ大将がうなっています。
「どうしたの、ダディ?」
そう訊ねるジャスティナに対して、エロ大将は苦々しげに答えます。
「厳密に言えば、わしらが捕らえたわけじゃない。強姦魔が縛られて放置されていたのを回収しただけじゃないか」
「で、ですけどきちんと逮捕したのは大将です。漢城市民の安寧を守ったのは確かなんですから・・・・・・」
「チャングムの言うとおりよ。ダディは悪いことをしているんじゃないんだから」
チャングムとジャスティナがフォローします。
「う、うむ。二人のいうとおりだな。漢城市民の安寧が守られたのは事実だ。捕盗庁としてはそれでいいことだな」
エロ大将もどうにか納得しました。
「(よかったなぁ。細かい事情を追求されへんで)」
ポシンたんがチャングムの懐からささやきました。
漢城某所、とある高官の屋敷です。
「ほう、それはまた面妖なことですね」
「はい、あの退治の仕方、縛り方は只者ではありません。ひょっとすると団鬼、いや左道傍門の術を駆使する者かもしれません」
覆面の少女――チャングムたちの後に現場にあらわれた少女です――の報告を受けた江戸庵(カン・ホアム)は、首をひねりました。
「ふむ。最近漢城の街が何かと物騒になっていますが、それに呼応するように謎の人物がそれらを退治しているようですね。表向きは捕盗庁の手柄になっていますが・・・ご苦労ですが引き続き調査してください」
「了解しました」
「もうすぐ清の使者がくることもありますが、宮中も何かと不穏なのです。先年下賜された大熊猫の容態も思わしくありませんし・・・・・・これでは安心して接待もできませんからね」
今の王が即位したとき、清国から記念品のパンダが下賜されたのです。ところがそのパンダが重病にかかってしまっているのです。
「はっ、それでは失礼します」
少女は手短に答えるとその場を下がりました。
「漢城を騒がせているあの強姦魔がついにつかまったわよ!」
「手柄を立てたのはまたもや左捕盗庁だ!」
売り歩く『漢城月報』記者の夫璃斗(プ・リッツ)と項蓋世(ハン・ケゼ)の声も楽しそうです。
「おーい、一部ちょうだい」
南大門の門番任務の休憩中だった洪紀同(ホン・キドング)はそう言って一部買い、門番小屋に戻りました。
「お、洪トンム外出していたのか」
おや、友人の森羅異(サム・ライ)が来ています。
「うむ。またエロ大将が犯罪者を検挙したらしいぞ」
「それはめでたい。しかし最近犯罪が起こりすぎではないかな?もうすぐ北の国からやっかいな連中がくるというのに難儀なことだ」
そうです。もうすぐ清国から使者が来るのです。李朝では清のことを方角上『北の国』としていました。そのため、清に学ぼうとする実学的な姿勢を持った人を『北学派』と言ったりもしました。
「うーん、もうひとつ釈然とせんが、強姦魔を捕まえることができたのはよかったな」
左捕盗庁ではエロ大将がうなっています。
「どうしたの、ダディ?」
そう訊ねるジャスティナに対して、エロ大将は苦々しげに答えます。
「厳密に言えば、わしらが捕らえたわけじゃない。強姦魔が縛られて放置されていたのを回収しただけじゃないか」
「で、ですけどきちんと逮捕したのは大将です。漢城市民の安寧を守ったのは確かなんですから・・・・・・」
「チャングムの言うとおりよ。ダディは悪いことをしているんじゃないんだから」
チャングムとジャスティナがフォローします。
「う、うむ。二人のいうとおりだな。漢城市民の安寧が守られたのは事実だ。捕盗庁としてはそれでいいことだな」
エロ大将もどうにか納得しました。
「(よかったなぁ。細かい事情を追求されへんで)」
ポシンたんがチャングムの懐からささやきました。
漢城某所、とある高官の屋敷です。
「ほう、それはまた面妖なことですね」
「はい、あの退治の仕方、縛り方は只者ではありません。ひょっとすると団鬼、いや左道傍門の術を駆使する者かもしれません」
覆面の少女――チャングムたちの後に現場にあらわれた少女です――の報告を受けた江戸庵(カン・ホアム)は、首をひねりました。
「ふむ。最近漢城の街が何かと物騒になっていますが、それに呼応するように謎の人物がそれらを退治しているようですね。表向きは捕盗庁の手柄になっていますが・・・ご苦労ですが引き続き調査してください」
「了解しました」
「もうすぐ清の使者がくることもありますが、宮中も何かと不穏なのです。先年下賜された大熊猫の容態も思わしくありませんし・・・・・・これでは安心して接待もできませんからね」
今の王が即位したとき、清国から記念品のパンダが下賜されたのです。ところがそのパンダが重病にかかってしまっているのです。
「はっ、それでは失礼します」
少女は手短に答えるとその場を下がりました。
これは メッセージ 10287 (toaniuniu05 さん)への返信です.
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