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日本への憎悪をつのらせる歴史小説(3)

投稿者: chaamiey 投稿日時: 2007/12/02 19:33 投稿番号: [767 / 1474]
[企画] 我々の時代の進歩的知識人   ④   趙廷来(チョ・ジョンレ)論

大河小説『アリラン』を中心として

[イ・ヨンフン | ソウル大学教授] 季刊『時代精神』2007年夏号

                (翻訳3)


2 一介の警察官による即決銃殺

  「今から重大事項を公布するから、みんな良く聞け。あそこに縛られているチャ・ガプスは、昨日、地主総代に暴行を加え、致命傷を与えた。その蛮行は、まさに総督府が推進している重大事業である土地調査事業を悪意によって妨害して撹乱する、許すことができない犯罪行為だ。したがって、罪人チャ・ガプスは警察令によって銃殺刑に処する!」  

日本刀を抜いて立つ駐在所長の渇いたような叫びだった。<中略>

「射ち方用意!」

駐在所長が日本刀を持ち上げながら叫んだ。四人の巡査が一斉に銃の狙いをつけた。

「撃てぇ」

銃声が轟いた。チャの身体が突然跳ね上がったかと思うとたちまちくず折れた。そして、左胸から真っ赤な血が滴り落ち始めた。」

(第4巻81〜82p)




  日帝が朝鮮を植民地として掌握した後直ちに実施した土地調査事業(1910〜1918。 以下「事業」と略する。)を背景とした小説の一場面だ。具体的には、全羅北道の金堤郡竹山面ウェリがその舞台だ。チャ・ガプスという農民が土地を申告したところ、地主総代が申告書に印鑑を押してくれなかった。生きるための命綱のような土地を奪われることになったチャ・ガプスが、たまりかねて地主総代の胸を押した。後ろに倒れた地主総代は脊椎が折れる重傷を負った。すると、金堤警察署竹山駐在所の所長がチャ・ガプスをウェリ村の鎮守の森の木に縛り付け、即決で銃殺刑に処した、まさにその場面だ。

  このように、第一線の駐在所の一介の警察官が即決で人を銃殺する場面は、小説において、郡内の他の町内を舞台としてもう一度繰り返されている(4巻279〜280p)。 全羅北道の益山でも同じ事件があったといううわさだ。ある農民が地主総代を鍬で殴って殺し、その日に銃殺となった(4巻65p)。 そして、土地調査事業の全期間を通じて、このような即決事例が全国的に4000件余に上ったと小説家は語っている(5巻343p)。

  趙廷来によれば、総督府が事業を施行した目的は土地の収奪にあった(4巻51p)。この機会に尻馬に乗って土地の収奪に狂奔する日本人地主と朝鮮の親日派たちのあくどい陰謀と露骨な悪事を、小説家は豊かな想像力で生き生きと描写している。後で土地を奪われるようになったことに気づいた農民たちが身をもって抵抗すると、上のように現場の警察官が即決で銃殺するという弾圧をほしいままにした。

   上の銃殺の場面は、『アリラン』を読んだ数十万の読者たちの胸に深い傷を残したはずだ。評論家たちも、この場面を指して、「土地調査事業を扱ったこの部分は、歴史的意味の浮上だけではなく、小説的現象化においても最もずば抜けた成功をしている部分だ。」と褒め称えてやまない。

(続く)
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