寺内初代朝鮮総督の国会演説(5)
投稿者: chaamiey 投稿日時: 2006/08/06 19:22 投稿番号: [286 / 1474]
韓国併合に関する演説(寺内正毅朝鮮総督
1911年1月26日)(5)
(その他の処分、決定)
次に、この韓国の善後の処分について、憲法8条によって承諾を求めたのが78件、財政上の処分として70条の承諾を求めたものが3件あります。これらは、先にお話したような経緯によってそれぞれ決定を要したものであり、最後の処分などは、韓国政府に属する予算と日本政府の予算を合わせて一つの特別会計にしなければならなかったので、10月1日の官制施行に伴って誠に止むを得ない次第でした。これらは全て承諾を求めることになっています。先ほどから御説明している事情を篤と御酌量になって承諾を与えるようになりたいものと考えます。
(「武断主義」との批判について)
それで、最後に一言お話しておきますが、朝鮮総督は武断主義であると、何かサーベルを振り回しているかのように思っている人もいるようなので、弁明しておきます。
素より、韓国の人民は、中には無智の者もいますが、とにかく、両班、儒生、農民という3階級があり、千何百万人という人民がいるのです。彼らに対して臨むとき、簡単な言葉で言うなら、いい加減なやり方で政府の威信が保てるか、ということを誰でも考えると思う。自分一身のことは別として、陛下の御命令を受けて日本政府の官吏として韓国に来たからには、相応の威信を保たなければならないという考えで、全てに注意しました。
自分の身辺に兵士を連れていますが、これも自分一身のためにしているのではない。すなわち、総督の威信を代表しているものと思って連れています。この護衛兵士は、前々統監の伊藤公も連れていたが、数を減らしはしても増やしてはいない。
また、なるべく人民と意思の疎通ができるように心がけています。短い期間ですが、各地を巡視して、その地方において責任のある官吏その他有力者、あるいは外国の宣教師などにも努めて会って、現在の状況においてお互いが何をするべきかについても話をしましたが、おおむね、政府が取っている方針は理解されているようです。
特に、今、約400人の外国人宣教師が朝鮮にいて、50万人に近いキリスト教徒、3万人以上の学徒がいる。これらの人も政府の意図を了解して、信教の自由が妨げられることが無いのであれば、総督府の命令に従いながら布教をするということを公言している。大体そのような状況であり、何も鬼の面を付けて人を嚇すことはしていないつもりです。
また、一つ国民に希望したいことは、韓国は海外にある領土、それも5ヶ月前に併合したばかりの領土です。そのような国を統治するに際して、全体の国民も、その土地にあって政治を行う者も、できるだけ協和していきたいものです。また、故意に役人の悪口を言うことが良いことであると考えてほしくない。もちろん人それぞれに、多少の意見の違いはあります。国家の威信を保ち、国力を発展させるということについては、日本国民である以上、誰も異論はないと思う。そのことについては、一般の人々の深い注意を強く希望します。
大分長くなったので、細かいことは予算委員会などで説明することもできるでしょうから、これで終わりとします。
(終)
(その他の処分、決定)
次に、この韓国の善後の処分について、憲法8条によって承諾を求めたのが78件、財政上の処分として70条の承諾を求めたものが3件あります。これらは、先にお話したような経緯によってそれぞれ決定を要したものであり、最後の処分などは、韓国政府に属する予算と日本政府の予算を合わせて一つの特別会計にしなければならなかったので、10月1日の官制施行に伴って誠に止むを得ない次第でした。これらは全て承諾を求めることになっています。先ほどから御説明している事情を篤と御酌量になって承諾を与えるようになりたいものと考えます。
(「武断主義」との批判について)
それで、最後に一言お話しておきますが、朝鮮総督は武断主義であると、何かサーベルを振り回しているかのように思っている人もいるようなので、弁明しておきます。
素より、韓国の人民は、中には無智の者もいますが、とにかく、両班、儒生、農民という3階級があり、千何百万人という人民がいるのです。彼らに対して臨むとき、簡単な言葉で言うなら、いい加減なやり方で政府の威信が保てるか、ということを誰でも考えると思う。自分一身のことは別として、陛下の御命令を受けて日本政府の官吏として韓国に来たからには、相応の威信を保たなければならないという考えで、全てに注意しました。
自分の身辺に兵士を連れていますが、これも自分一身のためにしているのではない。すなわち、総督の威信を代表しているものと思って連れています。この護衛兵士は、前々統監の伊藤公も連れていたが、数を減らしはしても増やしてはいない。
また、なるべく人民と意思の疎通ができるように心がけています。短い期間ですが、各地を巡視して、その地方において責任のある官吏その他有力者、あるいは外国の宣教師などにも努めて会って、現在の状況においてお互いが何をするべきかについても話をしましたが、おおむね、政府が取っている方針は理解されているようです。
特に、今、約400人の外国人宣教師が朝鮮にいて、50万人に近いキリスト教徒、3万人以上の学徒がいる。これらの人も政府の意図を了解して、信教の自由が妨げられることが無いのであれば、総督府の命令に従いながら布教をするということを公言している。大体そのような状況であり、何も鬼の面を付けて人を嚇すことはしていないつもりです。
また、一つ国民に希望したいことは、韓国は海外にある領土、それも5ヶ月前に併合したばかりの領土です。そのような国を統治するに際して、全体の国民も、その土地にあって政治を行う者も、できるだけ協和していきたいものです。また、故意に役人の悪口を言うことが良いことであると考えてほしくない。もちろん人それぞれに、多少の意見の違いはあります。国家の威信を保ち、国力を発展させるということについては、日本国民である以上、誰も異論はないと思う。そのことについては、一般の人々の深い注意を強く希望します。
大分長くなったので、細かいことは予算委員会などで説明することもできるでしょうから、これで終わりとします。
(終)
これは メッセージ 285 (chaamiey さん)への返信です.
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