「文化」で世界に認められたい(2)
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/02/19 11:25 投稿番号: [5365 / 30895]
(つづき)
そして、このような韓国における不満は、大学を筆頭とする研究機関に向けられることとなる。よく知られているように、韓国人は日本人と比べても遥かに教育に重きをおいており、その過熱した受験戦争は毎年さまざまな悲喜交々を生み出している。
今日韓国の中等教育の水準は、OECDをはじめとするさまざまな調査によって、世界でも上位レベルにあることはよく知られている。にもかかわらず、大学の研究水準といえば、国内で絶大な権威を集めるソウル大学でさえも、欧米や日本の大学はおろか、中国の主要大学と比べても大きく水をあけられた評価しか受けていない。
激しい競争の果てに入学した大学が、実は世界の水準から大きく落伍している。韓国人にとって、自らの大学の置かれたこのような状態が、自らの民族としての自尊心を傷つけるものでしかなかったのは想像に難くない。
国民の不満を向けられた韓国の大学や各研究機関は、成果を出すために躍起になり、やがて、彼らにとってもまたノーベル賞受賞者を出すことは、悲願となってゆく。そうして高揚したノーベル賞への期待は、やがて、黄禹錫という一人の「スター教授」を生み出してゆくこととなる。
韓国政府は彼のノーベル賞受賞を実現するために、自ら「後援会」さえ組織し、国際社会に訴えた。その背景には先に述べた、国際社会に認められたい、という韓国自身の強い欲求が存在する。この黄禹錫事件の詳細については、次回、詳しく論じてみることとしたい。
(きむら・かん=神戸大学教授、専門は朝鮮半島における政治文化研究)
産経新聞
平成18年2月18日(土)
夕刊
大阪版5版
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次回を楽しみに待ちます。
これは メッセージ 5364 (toapanlang さん)への返信です.
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