続 中国版自由主義史観の台頭
投稿者: aki_kaze_u_ru_ru 投稿日時: 2010/07/29 18:43 投稿番号: [2455 / 3699]
サンケイより。日本悪の史観も変動があることを祈っています。
【石平のChina
Watch】「中国版自由主義史観」の台頭 (2/2ページ)
2010.7.29 08:02
晩年の蒋介石
が、この劉文彩も今や汚名を返上している。彼にたいする客観的評価を内容とする書籍がついに出版され、「弱者にやさしくて教育事業の振興に熱心な素封家」の劉文彩像がマスコミに登場してきている。今年の3月、劉文彩の子孫・縁者千人以上が故郷に集まって「先祖の遺徳をしのんだ」と報じられている。
このようにして、蒋介石や劉文彩など、かつては「人民の敵」とされた人々の名誉回復は着々と進んでいるが、そのことのもつ意味は実に大きいと思う。
前述のように、中国共産党政権は今まで、まさに蒋介石や劉文彩たちを「極悪人」に仕立てることによって、いわば「人民解放史観」を作り上げて政権の正当性を主張してきた。しかし今、その前提となる歴史上の人物像は、ただのウソであることが国民に広く知られることによって、いわば「人民の解放」という共産党政権の正当化根拠は、その根底の部分から崩れつつある。
共産党自身はこの問題の重大さを察知しているかどうかがよく分からないが、今のところ、おそらく台湾の国民党政権を取り込もうとする思惑から、政権は蒋介石などにたいする再評価の動きを容認しているかのように思われる。
しかし政権の思惑がどうであろうかは別として、権力による自己美化の神話の解体は権力そのものの解体につながってくるのが必至のことだし、多くの中国人民にとって、権力によって押し付けられた歴史観からの脱出は、独裁政治の精神的支配から解放される第一歩ともなるのであろう。
今の中国で、新しい時代へ向かっての地殻変動は、目立たないところで確実に起きているのである。
石平(せき・へい)1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。
これは メッセージ 2453 (aki_kaze_u_ru_ru さん)への返信です.
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