韓・中・日の伝説的武人に見る「武」の世界
投稿者: japanese_chosun 投稿日時: 2007/09/09 22:56 投稿番号: [882 / 4080]
【新刊】チョ・ミンウク著『刃先で天下を踊らせる』(黄金の枝)
ある日刊紙の記者が「武芸」の世界に潜り込んだ。韓・中・日3国の名立たる流派と達人たちの足跡を追い、兵書・記録を漁って伝説的な達人50人の話をまとめた。
武芸とは長い歳月をかけ多くの武人たちの経験が蓄積されたもので、師弟または先輩・後輩の格別な因縁とこの枠内に限ってなされた情報交換、親睦、敵対関係の結合体だ、と彼は語る。非人不伝であり、たとえ跡継ぎが絶えることがあろうとも有能な人材たり得ない者には技芸を伝承しない厳正さ。外にあっては筋・骨・皮、内にあっては精・気・神を整え、平素は君子のように生き、戦う時には猛虎と化す、これこそが「道」の世界だ。
「慈悲を施して参禅しなければならない仏門で、拳を鍛え手足を操る法を慣わすとは…。これは仏様の教えに外れるのではないのか」。噛み付いてくる慧可に対し、達磨はこう答えた。「心身一如であり、心と体を分けて考えるのではない。体に対する工夫がすなわち心に対する工夫となり、心身を共に磨き上げることが修行の相補を図ることなのだ」。かくして、師になって欲しいという慧可の懇切な願いを達磨は受け入れた。少林寺での対話、後に中国禅宗の初祖・二祖と呼ばれるこの2人の問答は、「体の工夫」の真の意味を教えてくれる。
著者は中国拳法の門派を少林拳・太極拳・蟷螂拳など主流派別に説明する。誰であろうと自由に往来し、武術を授けてもらえた「開放された」少林寺、強く猛々しい少林拳を受け流すことができた「柔」の内家拳(武当拳)、家伝武術に戦地武術を結合した「実戦向き」の太極拳、かまきりの手さばきと猿の歩き方を合わせた「素早い」蟷螂拳、そして肘・肩・膝を繰り出す「逸品短打」な八極拳の歴史を振り返った。
一方彼は日本にも目を向け、1人で多くの敵と戦うのに適した二刀流の「二天一流」、刀や槍で戦い素手で関節を極める「柔術」、沖縄で生まれ、武器を持たずに素手で武器としての威力を発揮する「空手」の源流を探って行く。また、「風のファイター」崔永宜(チェ・ヨンイ)=日本名・大山倍達=が人間の限界を超える修練のために家の中でうんうんうなって痛がった話、光復(日本の植民地支配からの解放)後に現代のテコンドーの母胎となった5つの道場の人脈と気風、朝鮮国技十八技の歴史とそれを作った武人君主・思悼世子と正祖の話なども紹介した。
著者はチョソン・ドットコムで「武芸舎廊房」というコーナーを運営し、ソウル・仁寺洞で自ら武芸を指導している実践的な武人でもある。
パク・ヨンソク記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
http://www.chosunonline.com/article/20070909000003
ある日刊紙の記者が「武芸」の世界に潜り込んだ。韓・中・日3国の名立たる流派と達人たちの足跡を追い、兵書・記録を漁って伝説的な達人50人の話をまとめた。
武芸とは長い歳月をかけ多くの武人たちの経験が蓄積されたもので、師弟または先輩・後輩の格別な因縁とこの枠内に限ってなされた情報交換、親睦、敵対関係の結合体だ、と彼は語る。非人不伝であり、たとえ跡継ぎが絶えることがあろうとも有能な人材たり得ない者には技芸を伝承しない厳正さ。外にあっては筋・骨・皮、内にあっては精・気・神を整え、平素は君子のように生き、戦う時には猛虎と化す、これこそが「道」の世界だ。
「慈悲を施して参禅しなければならない仏門で、拳を鍛え手足を操る法を慣わすとは…。これは仏様の教えに外れるのではないのか」。噛み付いてくる慧可に対し、達磨はこう答えた。「心身一如であり、心と体を分けて考えるのではない。体に対する工夫がすなわち心に対する工夫となり、心身を共に磨き上げることが修行の相補を図ることなのだ」。かくして、師になって欲しいという慧可の懇切な願いを達磨は受け入れた。少林寺での対話、後に中国禅宗の初祖・二祖と呼ばれるこの2人の問答は、「体の工夫」の真の意味を教えてくれる。
著者は中国拳法の門派を少林拳・太極拳・蟷螂拳など主流派別に説明する。誰であろうと自由に往来し、武術を授けてもらえた「開放された」少林寺、強く猛々しい少林拳を受け流すことができた「柔」の内家拳(武当拳)、家伝武術に戦地武術を結合した「実戦向き」の太極拳、かまきりの手さばきと猿の歩き方を合わせた「素早い」蟷螂拳、そして肘・肩・膝を繰り出す「逸品短打」な八極拳の歴史を振り返った。
一方彼は日本にも目を向け、1人で多くの敵と戦うのに適した二刀流の「二天一流」、刀や槍で戦い素手で関節を極める「柔術」、沖縄で生まれ、武器を持たずに素手で武器としての威力を発揮する「空手」の源流を探って行く。また、「風のファイター」崔永宜(チェ・ヨンイ)=日本名・大山倍達=が人間の限界を超える修練のために家の中でうんうんうなって痛がった話、光復(日本の植民地支配からの解放)後に現代のテコンドーの母胎となった5つの道場の人脈と気風、朝鮮国技十八技の歴史とそれを作った武人君主・思悼世子と正祖の話なども紹介した。
著者はチョソン・ドットコムで「武芸舎廊房」というコーナーを運営し、ソウル・仁寺洞で自ら武芸を指導している実践的な武人でもある。
パク・ヨンソク記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
http://www.chosunonline.com/article/20070909000003
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/4z9qa4na43a43a4aca59a54a5a4a1aaa1aa_1/882.html