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東京に浮かんだ真っ白な磁器の月

投稿者: japanese_chosun 投稿日時: 2008/09/07 23:50 投稿番号: [1874 / 4080]
  韓国の白磁の白さは、日本の節制された空間でより光を放っているように見えた。陶芸家・朴英淑(パク・ヨンスク)さん(61)は「場所によって(白磁の雰囲気が)こんなに違うものかと驚いた」と話した。


  東京・虎ノ門の智美術館レストランで23日開催された「比較論−東洋の白磁」という記念対談には、多くの日本人が集まった。画家の李禹煥(イ・ウファン)さんと同美術館の林屋晴三館長の対談は、7月12日から同美術館で展示されている韓国の陶芸家・朴英淑さんの月壺(げっこ=白磁のつぼ)に関する評価から始まった。


  林屋館長は「日本がまねすることのできない1350度という高熱から誕生した純白。これを一言で説明するなら『強い』ということ」と評価した。李禹煥さんは「18世紀の朝鮮白磁が一歩下がった控え目な昔の女性だとすれば、朴さんのつぼは前に出て『何か不満があるの?』と堂々と語る現代の女性だといえる」と説明した。


  来月15日まで開かれている朴英淑さんの作品展示会「朴英淑の白磁−月壺と李禹煥の絵皿」が日本で高い評価を得ている。日本経済新聞は20日、「朴英淑の月壺は純白だ。昔の月壺の持つ温和な白とは正反対の、一切の緩やかさを拒絶した白」と報じた。これに先立ち、朝日新聞も7月30日付で「朝鮮の白が普通の豆腐ならば、 朴英淑の白は絹ごし豆腐。集中力で満たされた純度の高いコバルトブルーの青みを帯びている」と評価している。


  月壺は18世紀に朝鮮で誕生した、満月のように丸々とした白磁のつぼのことで、朝鮮白磁の最高峰であると評価されている。普通は高さが40センチで、上と下を別々に作ってからくっ付けるという難しい作業を行う。10個作っても一つしか成功しないほどだ。


  23日、美術館で会った朴さんは「窯に入ってしまうと、後はどんなつぼが誕生するかはわたしにも分からない。罪を犯した人が許しのときを待つように、半分はわたしが作り、半分は天が作る」と話した。今回の展示会には高さ64センチのつぼも登場した。


  平凡な主婦だった朴さんが30年前に白磁の世界に飛び込んだのは、李禹煥さんの勧めがあったため。「夫が経営していたソウル仁寺洞の店に立ち寄った李さんが、わたしが趣味で作った白磁を見たのがきっかけだった」と話した。当時、李禹煥さんは「韓国の陶磁器の歴史は1000年だから、あなたが20年間作れば1020年作ったも同然」と話したという。朴さんの白磁は1000年の韓国陶磁器の歴史が土台になっているという意味だ。朴さん自身も慶州で生まれ、千年の古都の歴史を体験できる環境で育った。


  月壺は鄭良謨(チョン・ヤンモ)氏(元中央博物館長)の勧めで作り始め、6年目に作品を誕生させることができたという。韓国ギャラリーで2006年に展示会を開催した朴さんの月壺は、米国(ハーバード大学美術館、シアトル美術館)、英国(大英博物館)では「Moon Jar」という名前で、日本では「月壺」という名前で展示された。今回の展示会に出品された作品は、月壺17点、絵皿70点など。このうち10点には李禹煥さんの絵が描かれている。


東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/article/20080903000010
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