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犬山の地域FM局スタッフ、李淳美さん

投稿者: japanese_chosun 投稿日時: 2008/04/27 22:56 投稿番号: [1364 / 4080]
  /愛知

  ◇国際派在日コリアン、母親の思い共有する番組を−−李淳美さん(37)
  犬山市や扶桑町を中心に、暮らしに密着した情報を発信するコミュニティーFMラジオ局・愛知北エフエム放送(犬山市西古券5)の新人スタッフとして、番組作りや営業活動に忙しい日々を送る。日本語、韓国語のほか、英語、スペイン語を話し、国際経験も豊富な在日コリアン。先輩スタッフだけでなく、多くの市民から「グローバルな感覚を生かして、城下町の保守的な風土に新しい風を吹き込んでほしい」と期待されている。

  大阪府生まれ。父は在日韓国人2世、母は1世。自らを「在日コリアン2・5世」という。小中学校ではいじめを受けたが、母親がいつも「私が大親友」と抱きとめてくれた。日本で生まれ育ちながら、2国間のはざまで心騒いだ日々。大学を出て就職したあとも心のモヤモヤは消えず、答えを求めて韓国の大学に留学した。初めての韓国を経験して感じたことは「私は韓国人でも日本人でもない」だった。「生きてきたすべてを認めて在日コリアンとして生きよう」。やっと居場所をみつけた気がした。

  約10年前、韓国での留学生活をまとめた本「私が韓国に行った理由」を出版した。この本が縁で日本人の夫と結婚した。夫の転勤で中米コスタリカと米国テキサス州で約5年間過ごした。コスタリカでは現地の人と家族同然に交流し、触発されることが多かったという。「国籍なんて関係なかった。大げさにいえば地球人としてのつき合いでした」となつかしむ。

  昨年9月、夫が小牧市に転勤し、隣の犬山市に住むことになった。城下町の真ん中にFM局をみつけ、応募して12月から勤め始めた。番組のミキサー担当。BGMを流したり、マイクのオン・オフを切り替えたりするのは秒単位の仕事で、緊張の連続。CMスポンサー集めなど営業活動にも走り回る。「企業、商店、人々など、街が元気になってくれたらうれしい。もっともっと街を歩き、多くの人と話したい」

  4月から長男が小学校に通う。「子育てなど母親としての思いを共有できるような番組をつくってみたい」と夢を語る。いつも明るく、前向き。泣き言など一切言わない。「やりたいと思えば、できないことはない」「悔しいと思ったら、それがやりたいこと」。あとに続く在日コリアンの若者へのメッセージも忘れない。【花井武人】

毎日新聞   2008年4月27日   地方版

http://mainichi.jp/area/aichi/mugendai/news/20080427ddlk23070095000c.html
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