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朝鮮の奴隷制度

投稿者: rachi_yamero 投稿日時: 2006/09/23 23:32 投稿番号: [31441 / 38959]
世界的にも珍しい一輪車付きの輿は朝鮮の優れた科学技術レベルを反映しているとかいないとかいう冗談はさておき、猫車は当時の高級乗用車であり社会支配階層である貴族のステータスシンボルでした。これの動力は牛でも馬でもなく奴隷です。わずか100年ほど前、日本の影響で文明開化を迎えるまで李朝時代の朝鮮半島には厳しい身分制度があり、朝鮮の奴隷解放が日本の強い影響で成し遂げられたことを知らない人が多いのは不思議なことです。



【身分制度】

  朝鮮社会の運営は身分制に基礎を置いていた。身分は、血縁によって世襲されている社会的地位を法制的に確認し、統治面ではこれをこれを土台にして役割分担を付与するものである。

  朝鮮時代の社会身分は法制的に良人と賤人に大きく分けられていた。良人はさらに職業、家柄、居住地などによって両班、中人、常民に区分され、これによる社会的役割分担が行なわれていた。これら身分層間では区分が厳格で、相互交流が抑制されていた。

  両班は文班と武班を通称する言葉からでたものだが、次第に身分名称に変わっていった。概して彼らは儒学を学んだ在野の学者であったために士族ともいった。彼らは自らの社会的身分を子々孫々にまで維持するために、官僚になるための儒学の勉強に専念し、官僚をめざす生き方を営んだ。そして彼らは官職を利用して社会全般にわたる特権を保障されていた。

  中人は両班層の下で実務を執行する下部の支配身分層であった。技術官、郷吏、胥吏、士官、軍校、庶蘖、などがこれに属した。

  常民は平民、良民とも呼ばれたが、主に農業、商業、手工業などの生産活動に従事した身分層であった。彼らは生産活動に従事した関係で国家に対して租税、役、貢納の義務があった。彼らは法制的には自由人として教育と政治的出世の機会が許容されていたが、現実的には多くの制限をうけていた。

  常民のなかでは農民が大部分で、工匠、商人などはその数が少なかった。工匠は官営や民営の手工業場で作業をした。しかし朝鮮前期には私的に手工業に従事した人はたいへん少なかった。

  商人には国家統制下で商取引に従事する市塵商人と、全国の市場を舞台に行商する褓負商がいた。商人もやはり朝鮮王朝の農本政策によって活動が制限され、農民より賤しい扱いをうけた。

  賤人には奴婢、白丁、役者、巫女、娼妓などがいた。賤人の大部分を占める奴婢は、所有主にしたがって公奴婢と私奴婢に区分され、労役で自らの役割を遂行した。奴婢は一種の財産として取り扱われ、売買、相続、贈与の対象であった。奴婢は結婚して家庭を作ることができたが、主人に隷属していて生活の自律権はなかった。

〔国定韓国高等学校歴史教科書「韓国の歴史」から抜粋〕
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