韓国の「現代自動車」いよいよ進出!

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トップダウンで目に見える品質を上げる

投稿者: japanese_chosun 投稿日時: 2006/02/21 16:58 投稿番号: [28351 / 38959]
  実際,現代自動車は1985年ごろに低価格を武器に米国で販売台数を伸ばしたものの,品質問題から輸出が落ち込むという苦い経験を持っている。そのため,1998年に会長に就任した鄭夢九氏は,品質向上の大号令をかけた。

  その際に現代自動車が採った戦略は,顧客が評価する初期品質(IQS:顧客がクルマを購入してから90日後に不具合などの品質問題が100台中何件あったかを示した指標)を上げることである。

  このあたりの韓国メーカーの戦略を考えるうえで示唆に富む考察を展開しているのが前出の呉氏である。日経Automotive Technology誌2005年夏号のp.122でも紹介しているが,同氏は競争力を「表の競争力」(顧客が評価する価格,性能,満足度など)と「裏の競争力」(生産性,リードタイム,コストなど)に分ける東京大学 教授の藤本隆弘氏の論(『能力構築競争』中公新書など参照)を援用して,現代自動車は初期品質という「表の競争力」を高めることに注力した,と分析する。

  そのため現代自動車はかなり力ずくで品質保証に取り組んでいるようだ。検査員や手直しの要因が多くコストアップになっており,開発リードタイムも日本メーカーより6カ月長いなど「裏の競争力」はけっして高くないと呉氏は見る。これに対して,日本はまず現場の「組織能力」を上げ,その結果として「裏の競争力」が上がり,さらにその結果として「表の競争力」が上がり,最終的な結果として会社が儲かる,という考え方をする。

  そういえば筆者自身,会社の大先輩などから「儲け,儲けと叫ぶのは良くない。まずは記者の実力と雑誌の品質を上げることが大切である。儲けは後からついてくるものだ」と言われることがよくある。日本企業に共通の考え方なのかも知れない。
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