「敵は『戦後レジーム』」 (1)
投稿者: imp_mania_jk 投稿日時: 2007/07/30 19:43 投稿番号: [37756 / 49973]
国のため筋通せるか
首相退陣せず「敵は『戦後レジーム』」
「厳しい、苦しい状況だが、首相の責任を放り投げるわけにはいかない。国民との約束、責任を果たしていくことが私に課せられた使命だ」
29日夜、自民党本部4階に特設された開票速報場に現れた安倍晋三首相は、きっぱりと退陣を否定した。中川秀直幹事長は辞表を提出し、青木幹雄参院議員会長も辞任をほのめかしており、首相への退陣圧力が今後強まることは確実だ。側近議員からも「潔く身を引いた方が再起しやすい」との声が上がるが、首相が頑(かたく)なにイバラの道を進もうとしているのはなぜか−。
「敵は『戦後レジーム(体制)』そのものだ。近づいてみると本当に高く険しい壁だけど、これを越えないと日本の未来は見えてこないんだよ…」
開票日直前、首相は親しい議員にこう漏らした。厳しい逆風に落ち込んでいるかと思ったが、その表情は意外なほど明るかったという。
そんな首相も開票1週間前は憔悴(しょうすい)していた。連日の全国行脚にもかかわらず、自民党の極秘調査では、各選挙区の自民党候補の支持率は大幅に下落。年金記録紛失問題への批判に加え、赤城徳彦農水相の“絆創膏(ばんそうこう)騒動”などが報道番組で連日、嘲笑(ちょうしょう)を浴び、自民党不信は全国に蔓延(まんえん)していた。
そんな中、首相は小泉純一郎前首相に電話をかけた。連日の遊説へのお礼が名目だったが、両氏が連絡を取ることはまれだけに、首相には「藁(わら)にもすがる」との思いがあったのかもしれない。
ところが、小泉氏は実に淡々としていた。
「この選挙は『勝ってよし、負けてよし』だ。首相は何も気にすることはない。前に言った通りだよ」
小泉氏が「前に言った」のは、3月7日夜の会合だった。小泉氏は「参院選は負けた方が面白いぞ。民主党の小沢一郎代表は自民党内に手を突っ込んでくる。民主党の反小沢勢力も黙ってはいまい。そうなれば政界再編だ」と断言し、「政権選択の選挙は衆院選だ。首相はそれだけを考えていればいいんだ」と結んだ。
「自民敗北」をむしろ歓迎する小泉氏の考えは、4カ月間余りまったく変わっていなかったわけだ。小泉氏は選挙戦終盤に窮状を訴えてきた自民中堅を「参院1人区は小選挙区だから、風が吹けばひっくり返るのは当たり前じゃないか」と喝破した。
中曽根康弘元首相も先週、首相官邸にメッセージを送った。
「参院選でいかなる結果がでようとも、首相は自らの政治信条に従い、豪胆にやればよい」
中曽根内閣のスローガンは「戦後政治の総決算」。小泉内閣は「聖域なき構造改革」。安倍内閣の掲げる「戦後レジームからの脱却」はその延長線上にある。両氏はそれほどのテーマに取り組むならば、世論の反発は当然で、むしろ歓迎すべきだとの思いを伝えたかったようだ。
(つづく)
「厳しい、苦しい状況だが、首相の責任を放り投げるわけにはいかない。国民との約束、責任を果たしていくことが私に課せられた使命だ」
29日夜、自民党本部4階に特設された開票速報場に現れた安倍晋三首相は、きっぱりと退陣を否定した。中川秀直幹事長は辞表を提出し、青木幹雄参院議員会長も辞任をほのめかしており、首相への退陣圧力が今後強まることは確実だ。側近議員からも「潔く身を引いた方が再起しやすい」との声が上がるが、首相が頑(かたく)なにイバラの道を進もうとしているのはなぜか−。
「敵は『戦後レジーム(体制)』そのものだ。近づいてみると本当に高く険しい壁だけど、これを越えないと日本の未来は見えてこないんだよ…」
開票日直前、首相は親しい議員にこう漏らした。厳しい逆風に落ち込んでいるかと思ったが、その表情は意外なほど明るかったという。
そんな首相も開票1週間前は憔悴(しょうすい)していた。連日の全国行脚にもかかわらず、自民党の極秘調査では、各選挙区の自民党候補の支持率は大幅に下落。年金記録紛失問題への批判に加え、赤城徳彦農水相の“絆創膏(ばんそうこう)騒動”などが報道番組で連日、嘲笑(ちょうしょう)を浴び、自民党不信は全国に蔓延(まんえん)していた。
そんな中、首相は小泉純一郎前首相に電話をかけた。連日の遊説へのお礼が名目だったが、両氏が連絡を取ることはまれだけに、首相には「藁(わら)にもすがる」との思いがあったのかもしれない。
ところが、小泉氏は実に淡々としていた。
「この選挙は『勝ってよし、負けてよし』だ。首相は何も気にすることはない。前に言った通りだよ」
小泉氏が「前に言った」のは、3月7日夜の会合だった。小泉氏は「参院選は負けた方が面白いぞ。民主党の小沢一郎代表は自民党内に手を突っ込んでくる。民主党の反小沢勢力も黙ってはいまい。そうなれば政界再編だ」と断言し、「政権選択の選挙は衆院選だ。首相はそれだけを考えていればいいんだ」と結んだ。
「自民敗北」をむしろ歓迎する小泉氏の考えは、4カ月間余りまったく変わっていなかったわけだ。小泉氏は選挙戦終盤に窮状を訴えてきた自民中堅を「参院1人区は小選挙区だから、風が吹けばひっくり返るのは当たり前じゃないか」と喝破した。
中曽根康弘元首相も先週、首相官邸にメッセージを送った。
「参院選でいかなる結果がでようとも、首相は自らの政治信条に従い、豪胆にやればよい」
中曽根内閣のスローガンは「戦後政治の総決算」。小泉内閣は「聖域なき構造改革」。安倍内閣の掲げる「戦後レジームからの脱却」はその延長線上にある。両氏はそれほどのテーマに取り組むならば、世論の反発は当然で、むしろ歓迎すべきだとの思いを伝えたかったようだ。
(つづく)
これは メッセージ 1 (korea_is_mini_japan さん)への返信です.
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