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イランとアルメニア(5)

投稿者: gades_pluton_1930 投稿日時: 2005/04/13 07:30 投稿番号: [2894 / 6946]
(#2892からのつづき)

アルメニアの方の話になりますが。

> ザカリア、ミカエルといったキリスト教徒らしい名前に〜アンがつきますが、

ザカリアン(Sakalyan)やミカエリアン(Mikaelyan)というアルメニア系の姓も、
結局、
「ザカリアのところの者」
「ミカエルのところの者」
ということで、前述のイランのサッカー選手の例と、全く同じです。

ペルシア語とアルメニア語は、別の言語なのに、
似たような語形をとっていることになりますが、
あまり不思議ではないと思います。

これは、CDU_CSU さんが書かれたとおりだと思います。

> よくよく考えれば、アルメニア人もペルシャ人も同じインド・ヨーロッパ語族ですし、
> アルメニアとイランは隣国でもあるから、接尾語で共通するものを持っていてもおかしくは無いですよね。

アルメニア語は、言語学的には、
インド・ヨーロッパ語族アルメニア語派に分類されます。
いっぽう、ペルシア語は、インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派に属します。
ともに印欧語族ですから、もともと文法的に似ている箇所があるわけです。

そして、歴史的にみれば、ペルシアにしろアルメニアにしろ、
紀元前に国家を樹立してしまっています。
古代アルメニアの版図は、現在のアルメニア共和国よりもはるかに大きく、
カフカス全域、黒海南岸、小アジア東部を支配していました。
紀元元年ごろは、ティグリス川上流域が、

ローマ帝国
アルメニア王国
パルティア王国(ペルシア系)

の三勢力の境界になっていました。
相当むかしから、アルメニアとイランは隣国として接してきた歴史があります。
両国が戦ったことも、何度もあります。勢力圏もその都度、変動しました。

アルメニアは近世に入ってから、
ペルシア、トルコ、ロシアに相次いで領土を侵食され、独立国家ではなくなってしまいます。
その過程で、多数のアルメニア人が、アルメニアの国外に流出してしまいます。
主な流出先は、ヨーロッパ各国、ロシア、トルコ、イラン、そして米国といったところです。

現在でもイランにはアルメニア系の人がいますが、これには上記の背景があるわけです。
アルメニア系イラン人は人口比としては1%に満たないのですが、
テヘランにそこそこの規模のコミュニティを構えていたりします。

(つづく)




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2005/ 2/21 10:41

投稿者: shibural7 (男性/海外、静かな朝の国、高麗)

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