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ロシアおよび周辺国の姓(6)

投稿者: gades_pluton_1930 投稿日時: 2004/10/04 06:33 投稿番号: [2310 / 6946]
「〜ヴィッチ」についての説明を、
#2308と#2309で終わらせてしまうと、実に中途半端なことになります。

私は#2308で、

> -ov, -ev(-ов,-ев)の接尾辞がつくものを姓として用い、
> -vich(-вич)の接尾辞がつくものを父称として用いるようになります。

と書きましたが、これを読んだ CDU_CSU さんは不審に思ったはずです。

「あれ?『〜ヴィッチ』は姓としてではなく父称として用いる、
と書いてあるけれど、実際には『〜ヴィッチ』という姓があるはずだが?」

↑のように思っていただけたら、結構です。(おいおい)
上記の

> -ov, -ev(-ов,-ев)の接尾辞がつくものを姓として用い、
> -vich(-вич)の接尾辞がつくものを父称として用いるようになります。

というのは、ロシア民族(大ロシア人)の場合の話です。


サッカーに詳しい CDU_CSU さんでしたら、
元のユーゴスラビアを構成していた
スロベニア
クロアチア
ボスニア・ヘルツェゴビナ
セルビア・モンテネグロ
マケドニア

ブルガリアで「〜ヴィッチ」という姓が多く存在することを、ご存じだと思います。

例えば、「ピクシー」こと
Dragan Stojkovic(ドラガン・ストイコヴィッチ)
とか。

これらのスラブ諸国においても、
やはり「〜ヴィッチ」は「〜の息子」という意味だったのですが、
ロシアの場合とは異なり、現在は姓として用いられるようになったわけです。


また。
ロシア人(大ロシア人)と同じく東スラブ系であり、
かつ「〜ヴィッチ」を姓として用いている民族が、
ベラルーシ人(白ロシア人)です。
すなわち、旧ソ連においては、
「〜ヴィッチ」を専ら父称として用いる民族((狭義の)ロシア人、大ロシア人)と
姓としても用いる民族(白ロシア人)の双方が存在したわけです。

ついでですから、
「〜ヴィッチ」の姓を持つ、世界的に有名なベラルーシ人の名を2人挙げておきましょう。
(この2人がベラルーシ人であることが重要視されているのではありませんが)

ミグ(MIG)式戦闘機シリーズを開発した主要メンバーのひとりとして、
Mikhail Iosifovich Gurevich
(Михаил   Иосифович   Гуревич、ミハイル・ヨシフォヴィッチ・グレヴィッチ)
(1892-1976)
がいました。
なお、"MIG"の"G"は、グレヴィッチの頭文字をとったものです。

また、作曲家には、
Dmitri Dmitrievich Shostakovich
(Дмитрий   Дмитриевич   Шостакович、ドミトリー・ドミトリエヴィッチ・ショスタコーヴィッチ)
(1906-1975)
がいました。
なお、ショスタコーヴィッチ本人はサンクト・ペテルブルクの生まれなのですが、
民族的にはベラルーシ人です。

2人のベラルーシ人のフルネームを見ると、お分かりの通り、
「〜ヴィッチ」が父称としても姓としても用いられていることが分かります。
なかなかややこしいですね。


一応、「〜ヴィッチ」の説明は、これぐらいにしたいと思います。

(なお、文中において、"v"の音を含む語のカタカナ表記が統一性に欠けており、申し訳ありません。)


(つづく)




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もうこうなったら「しぶらる」の出番

2001/ 5/26 10:07

投稿者: shibural7 (1歳/男性/kr)

って皆思うでしょ。でも、止める。予想通りの出現は面白くない。
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