UP(人民連合)補足説明その1
投稿者: coreano_raza_infima 投稿日時: 2003/12/21 23:48 投稿番号: [1265 / 6946]
人民連合(UP=Unidad Poplar)とは1958年に
チリで誕生した合同左派勢力(社会党・共産党)である
人民行動戦線(FRAP)から発展、70年に遂に
チリの政権奪取に成功(S・アジェンデ大統領)した時の
与党です。選挙という合法的手段で誕生した左翼政権、とのことで
当時、世界中から注目され「チリの実験」といわれました。
しかし3年後、73年のチリ4軍(陸軍・海軍・空軍・警察軍)の
クーデターにより倒され、以後89年までの16年間軍事政権が
続きました。(クーデターの日付が9月11日、と米国でのWTCビルへの
航空機テロと同じ)映画「サンティアゴに雨が降る」や小説「革命商人」
などがこのクーデターを題材にしています。
私は軍政最末期にチリを訪れていますが、街のあちこちにカービン銃を
もった警察軍(カラビネーロ)の姿や反政府デモを鎮圧する為の
放水車が待機しておりました。まさに現在の北朝鮮の姿ニカ?
88年に軍政存続の是非を問う国民投票が行われ、軍政側が敗北、
民政に17年ぶりに戻ることが決まりました。この一連の出来事は当時の
日本の新聞にも連日報道されており、私が保管しているスクラップの
一つを見ると(毎日新聞、88年10月8日付)社説に「サンティアゴの
春への期待」と題して(サンティアゴはチリの首都)
「サンティアゴは春をつかみとった。5日のチリ国民投票は15年続いた
強固なピノチェト軍事政権独裁のさらなる8年延長に、民主主義を求める
国民多数が”ノー”を突きつけた。(中略)1973年以来のチリは選挙を
通じて成立したアジェンデ社会主義政権を武力で倒した陸・海・空・警察4軍
首脳の軍事評議会の下で、逮捕、拷問、処刑、国外追放という残酷な弾圧と
その脅しによって国民の基本的人権と生活を抑圧してきた。それだけに
繰り返される戒厳令と非常事態宣言に耐えてピノチェト政治を追い詰め、
選挙干渉を不可能にさせ、そして勝った国民の勇気と知恵を心からたたえたい。
チリ国民の自由と民主化への渇望は歴史的、文化的に根強い。1833年の
憲法制定以来、中南米に珍しい西欧型の大統領・議会制民主主義が約
140年続いた。この15年間の軍事独裁は全くの異常事態なのである
(以降、略)」(続く)
これは メッセージ 1252 (coreano_raza_infima さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/0bfa4k7gbca8hd1na4naaabr_1/1265.html