旅人木日記またはベセスダの回想

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青髭

投稿者: mrmc1964 投稿日時: 2003/06/01 13:31 投稿番号: [1442 / 6473]
<どうも、私のカキコは、だんだんに、このトピに合わなくなっていることは、認識しているのであるが、他に適当なトピもないことであるし、しばし、ご容赦を。>

今日は、ヘルメットに防弾チョッキという、完全防御の態勢で、キーボードに向かっているのだ。かなり、悲壮な決意といって良い。ついに書くことがなくなって、禁断の話題である、青髭を取り上げざるを得なくなってしまったのだ。

青髭は殺人鬼なのだ。6人の妻を殺して、その財産を奪い、死体を館の部屋に隠したのだ。さらに、7人目をめとり、その新妻さえ殺そうとしたのだ。

青髭の物語を聞いた時の、世の女達の即物的反応は容易に想像できるのだ。
「男の残虐性を象徴した話よね。」とか、「男って、結局、愛よりも、金や名誉なのね。」とか、「今でも、保険金殺人ってほとんど男だわ。男の本性よね。」とか。

ある高名な作家はこんな風なことを言っているのだ(手元に本がないから、かなり不正確だが)。「人類、魚類、鳥類・・という分類は間違っている。男性類、女性類、魚類、鳥類・・・、とするべきだ。」つまり、この作家は、女というものは男と異なり、即物的にしか物事を考えられない生物だ、ということを言っているのだ。まあ、そこまでは言っていないが、それに近いことを言っているのだ。ここまで書くと、たぶん、女性差別主義と私を非難する声があがると思うが、そのような安易な対応が即物的ということなのだ。第一、私はこの作家に同感だとは一言も言っていないではないか。

うーん。危険な道をまっしぐらであるなあ。日頃の鬱憤をはらすのも、程々にしないとなあ。

ともあれ、青髭の話を続けないといけないのだ。新妻をめとった後、彼女を残して、青髭は長い旅に出るのだ。その時、新妻に館の全ての部屋の鍵を渡し、「私のいない間に、自由に部屋を見て良い。ただし、この部屋だけは絶対に見てはならぬ。」と言い渡したのだ。新妻は青髭の言いつけを良く守ったが、彼が帰る前の日に、遂に我慢ができなくなって、禁断の部屋を開けてしまう。そこには、殺された元妻達の死体があり、驚いた新妻は鍵を落としてしまい、血糊がべっとりと付く。そうこうするうちに、青髭が帰って来て「見たなー」・・・、というお決まりコースで話は展開するのだ。

まあ、現象面だけを見れば、なんということもない話なのだ。しかし、この他愛もない物語には、即物的な思考しかできないものには、到底理解できない深い真実が含まれているのだ。

館の部屋というのは、男の心の部屋に他ならないのだ。愚かな女は、浅薄な好奇心から、男の全てを知りたいと願うのだ。男はそれを許すのだ。絶対に開けてはならない禁断の部屋を除いて。しかし、女は、その部屋さえもこじ開けようとするのだ。その結果が、破滅と死であることを知ってか知らずか。

誰とは言わないが、私のお世話係とか、○○とか、□□とかが、「浮気したことあるの?」とか、「浮気相手を愛しているの?」とか、「怒らないから、本当のことを聞かせて」とか、何気なく口にするのは、正に禁断の部屋をこじ開けようとする行為であることを、悟るべきなのだ。

最後の4行が本当に言いたかったことであるが、ずいぶんと手間がかかったなあ。

(注)ここに書かれたことは、全てフィクションであり、特定の個人、団体を対象としたものではありません。また、筆者の思想の表明であるという誤解をされないよう厳に警告します。
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