旅人木日記またはベセスダの回想

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デフレ経済(2)

投稿者: mrmc1964 投稿日時: 2003/05/18 14:47 投稿番号: [1201 / 6473]
「りそな」と「1着千円のスーツ」の衝撃は私の心に重くのしかかるばかりであった。

私は再度、意を決し、ボディーガード兼お世話係兼運転手に、決然として、靴屋に向かうように命じたのであった。自慢するわけではないが、私の書くことは、必ずしもすべて真実とは限らない。ただ、まるっきりの嘘というわけでもない。ただ極端にデフォルメされているだけである。そんな中で、「私が心から日本経済の行く末を案じている」というのは、ほとんど唯一の、デフォルメされていない真実である。

  靴を買うという行為に関して、私は、ある些細な間違いを犯した過去がある。だいぶ前のことであるが、私は、靴屋でこれ以上なくフィットする素敵な靴を見つけ、喜び勇んで購入したのだ。しかし、帰宅して、それは安全靴、つまり、つま先を金属で保護した作業靴であるという事実が判明したのだ。別に安全靴であれ、フィットする靴であればなんの問題もない、という当然の論理を、私の家族は頑強に認めようとはしなかったのである。以来、私は一人で靴屋に行くことを禁じられてしまった。

うーん。こんなことを書いている場合ではないのだ。
問題はデフレなのだ。靴屋で、私は注意深く目だまセール品を避け、私の給与から考えると分不相応な靴を購入したのだ。「1着千円のスーツ」のせめてもの罪滅ぼしである。

果たして、デフレ経済を克服する日は来るのであろうか。
私は真新しい靴を愛でながら、深い溜息をつくのであった。

デフレ経済   完。
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