中国ドリーム,世界握る自動車最大市場
投稿者: the_super_unko_aikokusya 投稿日時: 2009/07/31 18:17 投稿番号: [24 / 31]
中国ドリーム、世界握る
自動車最大市場
主役争う
2009/6/3
海外の高級ブランド店が並ぶ上海市内の淮海(わいかい)路。年々、走る車が洗練され、台数も増えて慢性的な渋滞が生じる。タクシーや小型車は独フォルクスワーゲン(VW)など欧州系が目立つ。その一方で、ミニバンや大型車では「ビュイック」など米GM(ゼネラル・モーターズ)車が存在感を高めている。上海っ子に聞くと、“メンツ”を重視する中国人は「大きくて押し出しのきくGMがお気に入り」だ。世界トップメーカーだったGMのかつての誇りがかいま見える。
◆強気の姿勢崩さず
クライスラーに続くGMの米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用申請は、春先に明るさをみせた米国の自動車販売に冷や水をかけた。2009年の米新車市場について、渡辺捷昭(かつあき)トヨタ自動車社長、カルロス・ゴーン日産自動車社長ともに「950万台の水準」と指摘。かつての1600万台水準を大きく下回る。収益源を北米市場に置いてきた米ビッグスリーやトヨタ、ホンダなどは3割以上の需要が“蒸発”する北米市場への対応策として、新たな収益源を新興国、特に中国に狙いを定めた。
中国汽車工業協会は5月、09年の新車販売台数が前年比8.7%増の約1020万台になる見込みを公表した。1〜4月の累計ですでに米国を抜き、年間でも世界一は必至だ。地元・米国では不振にあえぐGMも、中国では好調だ。中国名で「通用」というGMは、上海汽車との合弁会社「上海通用」を軸に事業を展開しているほか、広西チワン族自治区にも製造拠点を持ち、ミニバンや乗用車を生産する。
上海通用は、上海VW、一汽VWと並び中国の販売台数でトップシェア争いを続けている。GMは08年に中国で109万台を販売し、13年には200万台に引き上げる計画だ。今後5年以内に新工場も新設する計画など、米本社が破綻(はたん)しても中国での強気の姿勢は崩さない。
◆日系交え群雄割拠
中国市場への攻勢では日系メーカーも同様だ。トヨタは4月の上海モーターショーに渡辺社長が急遽(きゅうきょ)出席し、世界戦略車「カムリ」のハイブリッド車(HV)の中国での生産・販売を打ち出すなど「中国に大きな期待と希望を抱いている」(渡辺社長)。ホンダもスポーツカー「SR−9」の今年後半の発売を発表し、世界一の市場でアピールした。
日産の4月の中国販売台数は、前年同月比37.1%増の6万6339台で、単月として初めて米国での台数を上回った。1〜4月累計でも、米国22万1957台に対し、中国21万942台と肉薄。北米から中国へのシフトで先行しつつある。
中国の乗用車市場では、現状で10%のシェアを確保するブランドはなく、“群雄割拠”の状態だ。その上、民族系と呼ばれる現地メーカーも台頭してきている。世界一となる中国市場は最も競争が激しくなるが、そこでの覇者が世界の自動車産業で次代のメーンプレーヤーになりそうだ。(上海=河崎真澄、平尾孝)
2009/6/3
海外の高級ブランド店が並ぶ上海市内の淮海(わいかい)路。年々、走る車が洗練され、台数も増えて慢性的な渋滞が生じる。タクシーや小型車は独フォルクスワーゲン(VW)など欧州系が目立つ。その一方で、ミニバンや大型車では「ビュイック」など米GM(ゼネラル・モーターズ)車が存在感を高めている。上海っ子に聞くと、“メンツ”を重視する中国人は「大きくて押し出しのきくGMがお気に入り」だ。世界トップメーカーだったGMのかつての誇りがかいま見える。
◆強気の姿勢崩さず
クライスラーに続くGMの米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用申請は、春先に明るさをみせた米国の自動車販売に冷や水をかけた。2009年の米新車市場について、渡辺捷昭(かつあき)トヨタ自動車社長、カルロス・ゴーン日産自動車社長ともに「950万台の水準」と指摘。かつての1600万台水準を大きく下回る。収益源を北米市場に置いてきた米ビッグスリーやトヨタ、ホンダなどは3割以上の需要が“蒸発”する北米市場への対応策として、新たな収益源を新興国、特に中国に狙いを定めた。
中国汽車工業協会は5月、09年の新車販売台数が前年比8.7%増の約1020万台になる見込みを公表した。1〜4月の累計ですでに米国を抜き、年間でも世界一は必至だ。地元・米国では不振にあえぐGMも、中国では好調だ。中国名で「通用」というGMは、上海汽車との合弁会社「上海通用」を軸に事業を展開しているほか、広西チワン族自治区にも製造拠点を持ち、ミニバンや乗用車を生産する。
上海通用は、上海VW、一汽VWと並び中国の販売台数でトップシェア争いを続けている。GMは08年に中国で109万台を販売し、13年には200万台に引き上げる計画だ。今後5年以内に新工場も新設する計画など、米本社が破綻(はたん)しても中国での強気の姿勢は崩さない。
◆日系交え群雄割拠
中国市場への攻勢では日系メーカーも同様だ。トヨタは4月の上海モーターショーに渡辺社長が急遽(きゅうきょ)出席し、世界戦略車「カムリ」のハイブリッド車(HV)の中国での生産・販売を打ち出すなど「中国に大きな期待と希望を抱いている」(渡辺社長)。ホンダもスポーツカー「SR−9」の今年後半の発売を発表し、世界一の市場でアピールした。
日産の4月の中国販売台数は、前年同月比37.1%増の6万6339台で、単月として初めて米国での台数を上回った。1〜4月累計でも、米国22万1957台に対し、中国21万942台と肉薄。北米から中国へのシフトで先行しつつある。
中国の乗用車市場では、現状で10%のシェアを確保するブランドはなく、“群雄割拠”の状態だ。その上、民族系と呼ばれる現地メーカーも台頭してきている。世界一となる中国市場は最も競争が激しくなるが、そこでの覇者が世界の自動車産業で次代のメーンプレーヤーになりそうだ。(上海=河崎真澄、平尾孝)
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