中国と暴動

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Re: 中国と暴動

投稿者: ari_babajapan 投稿日時: 2008/10/11 15:40 投稿番号: [46 / 172]
《一月新疆ウイグル自治区、二月広東省、三月チベット自治区、四月山東省、五月四川省、六月貴州省――そのすべてに居合わせなかったあなたは幸運だ》
  北京で囁かれるブラックジョークだ。治安部隊がテロリストのアジトを急襲し銃撃戦となった一月のウルムチ、歴史的大寒波が春節に重なった二月の南方、ラサを中心に燃え上がった三月のチベット騒乱、この十年で最悪となった四月の山東省での列車衝突事故……。五月が四川大地震を指すのは言うまでもない。
  実は元のバージョンでは、六月は東京・秋葉原の通り魔無差別殺傷事件が使われていた。だが六月二十八日、貴州省甕安(ウェンアン)県を舞台に、数百人が県の党委員会・政府・公安局などの庁舎を襲って火を放ち、最大三万人の群衆が加わる暴動が起こった。
「やはりわが国か」と、先のジョークを紹介した党中央の幹部は肩を落とす。「七月はどこでなにが起こるのか。八月は北京で決まりだし……」。傍らの国務院中堅幹部が補足した。「北京市公安局の友人によると、二、三発は仕方ないそうです」。
  胡錦濤総書記(国家主席)はじめ、五輪担当の習近平国家副主席や治安最高責任者の周永康・党中央政法委員会書記らは、危機感あらわに「社会の安全・安定を確保せよ」と呼びかける。だが、第一線を預かる北京市公安局幹部は「テロリストを完全に封じ込めるのは至難。五輪会場や周辺、内外の要人に被害が出なければとりあえずは合格点」と弱音を漏らし、「他の地域までは、とても手が回らない。爆弾が二、三発炸裂しても、政治や社会の大局に影響を与えない程度に抑え込めるかどうかが焦点だ。わが管轄地域だけは勘弁してほしい」と吐露したというのだ。
  治安機関の無力は、貴州省の暴動でも明白だ。六月二十二日、甕安県の川で遺体が発見された十六歳の女子中学生の死因をめぐる疑惑が発端だった。少女は、前日夕から同級生の女友達一人、男友達二人と出かけており、当局側発表によれば「友人らが腕立て伏せしている間に突然『行くよ!』と叫んで川に飛び込んだ。救助を試みたが、真っ暗闇の夜で無理だった」。一方、遺族らは、テストの際にカンニングを断られて逆恨みした同級生が「男友達らを動員して強姦殺人した」と主張した。少女の親類の一人は、遺体を冷凍保存できる「氷棺」を借り現場付近に“展示”し、人々に訴えた。
  検死結果が出る前に、同級生ら三人の重要参考人兼容疑者を釈放したのが遺族らを刺激したようだ。噂がひとり歩きし膨らんだ。「同級生は県党委書記の姪」「男の一人は副県長の息子、いや公安派出所幹部の親戚らしい」から、「事件をもみ消したのは省の元公安庁長で現在は省人民代表大会常務委員会の副主任」「抗議した少女の叔父が公安職員に殴られ死亡した」「現場の川原に血痕が残っていたが、公安局がすぐに洗い流した」まで、出所不明の伝聞が乱れ飛んだ。暴動当日、真相解明を求める遺族や同級生ら三百人が公安局に向けデモ行進したが、「地元のごろつき、元犯罪者、麻薬中毒者らごく少数の悪辣な連中が、真相を知らない群衆を煽動し破壊行為に到らせた」と当局は強調した。
  首都から遠い貧困地区の一人の少女の死に対し「胡総書記が自ら指示を出し、周永康も二度にわたり公文で指示、孟建柱公安相は何度も電話で指示」「武装警察総隊の呉双戦司令官も薛国強副参謀長の派遣を直接指示した」(貴州日報)のは、指導部が強い危機感を抱いたからだ。
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