Re: 中国で頻発する「抗議行動」について
投稿者: ari_babajapan 投稿日時: 2009/01/14 11:11 投稿番号: [12 / 48]
環境問題のデパート・中国の実情
中国の環境問題の行方に俄然注目が集まっている。多くの報道や発表がなされているが、実際のところはどうなのだろうか。
私はかねてより中国を「環境問題のデパート」と表現している。それは、従来型の公害問題(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染など)のみならず、新しいタイプの環境問題(ダイオキシン、環境ホルモン等化学物質問題など)、砂漠化問題、生態環境保護(自然保護)問題、さらには地球温暖化問題などを抱えており、かつ、それぞれの問題のスケールが大きいからだ。品揃えが豊富で規模が大きいところがデパートそっくりである。
これらの問題の解決にあたって、中国は日本をはじめとする先進国と比べて大きなハンディキャップを抱えている。かつて日本はまず工場を原因とする大気汚染、水質汚濁などの公害問題を克服し、次に際だってきた都市・生活型の公害に対して対策の目途をたて、さらには顕在化してきた化学物質問題への対応に重点を移し、現在は地球温暖化問題に全力を挙げている状況にある。このように対策の重点を移しながら対応することができた。
一方、遅れて発展してきた中国ではこれらの問題が先進国の経験を経て現在同時に顕在化しており、かつ、同時対応を迫られている点が解決への対応を困難にしている。また、対策資金が不足していることはいうまでもない。
さらには30年以上にわたり、平均で10%近い経済成長を続けていることが、環境悪化の趨勢を抑えることを困難にしている。既存の工場などの汚染源に対する対応をひとつひとつ徹底したとしても、新たに立地する汚染源の増加により汚染物質排出総量の抑制が十分に効かない。
最近はこれら環境問題に対して住民の不満が爆発して暴動に発展した例も多く耳にする。環境問題以外にもあらゆる面に「暴動の種」が蓄積されている。これが中国の現状である。
これは メッセージ 1 (japanisanadvanced_country さん)への返信です.
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