グローバリズムと天皇① Re: 日本「マンセ
投稿者: parkavenuecanada 投稿日時: 2008/03/20 23:47 投稿番号: [97684 / 99628]
>「君主」が安泰だからこその「日本」なんだ
>「皇室」という存在が大事なんだ。人間最後は弱い。気持ちの部分が満たされないと生活が潤っているとはいえない
>日本人の「心」「魂」の中に確実に皇室の伝統は生きている。皇室は即ち日本だ。日本人の宗教は広い意味での神道だ。そして皇室は神道の中心だ。皇室を否定するということは、日本人の「魂」「心」を否定していることでもあるんだ
>グローバル時代だからこそ、皇室の役割は重要だ。そして国民も皇室の安泰を考えることが大事なんだ
「狂信」右翼の妄想で片付けるのが妥当ですが、少し付き合ってみます。
その是非はともかく、とりあえず世界はグローバル化した、人も物も金も国境という枠を超えて行き交い、ネーション・ステートの枠組みは揺らぎ、人々(国民)は一種のアノミー状態と化す。
まずここまではよいですね。それに危惧を抱くヒダリノさんは、やはり右翼らしく国民国家の強固な保守者なわけです。面白いことには、お好きな小泉元総理が推進した新自由主義経済(グローバリズムと同調する)の結果、右翼の危惧が台頭するという転倒がここに見出せます。
それはともかく、
ナショナリズムかグローバリズムかという単純な区分に、たとえば慶応大学教授の小熊英二は異議を唱えますが、その決定的な違いを述べるにあたり、以下では対立する二分法として語ります。
小熊は指摘はこうです。
グローバル化とナショナリズムでは、利益を得る階層が違うということ。ナショナリズムは国内を均質化しますから、身分制廃止や福祉政策、格差の解消などに結びつきます。『同じ日本人なのに貧しい人を放置していいのか』というわけですね。だから中の下くらいの階層、具体的には保護貿易や補助金や外資規制で守られる農民や商店主、あるいは日本型経営のもとで終身雇用が保障されてきた会社員などがナショナリズムの受益層となります
一方グローバル化の受益者は上層です。大きな資本を持ち、投資先を探している人は外資規制撤廃を望みません。また外国語を話せる教養や資格のある人、国外でも高収入を得られる特殊技能をもつ技術者やスポーツ選手も受益層です 「朝日新聞」2008年3月17日
平易にいえば、金持ちはますます繁栄し、貧乏人(これが多数派)はますます苦しむ、というわけですが、少なくとも現段階では、ノーベル経済学賞学者が、
グローバリゼーションは今日機能していない。世界の貧困層の多くにとって機能していないし、自然環境の多くの分野においても機能していない。また、グローバル経済の安定のためにも機能していない 『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』ジョセフ・E・スティグリッツ
と喝破するように、それを決して手放しで喜べる事態が世界に発生していないのは明らかです。
ヒダリノさんの「思想」では、日本以外の他国が飢えようが、先進国(日本を含む)が促進した地球温暖化のせいで南の島(人々はそこで生活している)が消滅しようが、朝鮮が丸ごとこの地球から消えようが、そんなのはどうでもよいとなりますが、小熊の指摘にあるように、グローバリズムが日本人の下層をさらに追い詰めるシステムなら、社会の上位に位置して、(自社)株価の上昇に全身全霊を注ぐ、この21世紀型システムの「受益者」の「心」「魂」は、それらの人々を日本人同胞としてどうみつめるのでしょうか? という疑問がひとつあります。
>「皇室」という存在が大事なんだ。人間最後は弱い。気持ちの部分が満たされないと生活が潤っているとはいえない
>日本人の「心」「魂」の中に確実に皇室の伝統は生きている。皇室は即ち日本だ。日本人の宗教は広い意味での神道だ。そして皇室は神道の中心だ。皇室を否定するということは、日本人の「魂」「心」を否定していることでもあるんだ
>グローバル時代だからこそ、皇室の役割は重要だ。そして国民も皇室の安泰を考えることが大事なんだ
「狂信」右翼の妄想で片付けるのが妥当ですが、少し付き合ってみます。
その是非はともかく、とりあえず世界はグローバル化した、人も物も金も国境という枠を超えて行き交い、ネーション・ステートの枠組みは揺らぎ、人々(国民)は一種のアノミー状態と化す。
まずここまではよいですね。それに危惧を抱くヒダリノさんは、やはり右翼らしく国民国家の強固な保守者なわけです。面白いことには、お好きな小泉元総理が推進した新自由主義経済(グローバリズムと同調する)の結果、右翼の危惧が台頭するという転倒がここに見出せます。
それはともかく、
ナショナリズムかグローバリズムかという単純な区分に、たとえば慶応大学教授の小熊英二は異議を唱えますが、その決定的な違いを述べるにあたり、以下では対立する二分法として語ります。
小熊は指摘はこうです。
グローバル化とナショナリズムでは、利益を得る階層が違うということ。ナショナリズムは国内を均質化しますから、身分制廃止や福祉政策、格差の解消などに結びつきます。『同じ日本人なのに貧しい人を放置していいのか』というわけですね。だから中の下くらいの階層、具体的には保護貿易や補助金や外資規制で守られる農民や商店主、あるいは日本型経営のもとで終身雇用が保障されてきた会社員などがナショナリズムの受益層となります
一方グローバル化の受益者は上層です。大きな資本を持ち、投資先を探している人は外資規制撤廃を望みません。また外国語を話せる教養や資格のある人、国外でも高収入を得られる特殊技能をもつ技術者やスポーツ選手も受益層です 「朝日新聞」2008年3月17日
平易にいえば、金持ちはますます繁栄し、貧乏人(これが多数派)はますます苦しむ、というわけですが、少なくとも現段階では、ノーベル経済学賞学者が、
グローバリゼーションは今日機能していない。世界の貧困層の多くにとって機能していないし、自然環境の多くの分野においても機能していない。また、グローバル経済の安定のためにも機能していない 『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』ジョセフ・E・スティグリッツ
と喝破するように、それを決して手放しで喜べる事態が世界に発生していないのは明らかです。
ヒダリノさんの「思想」では、日本以外の他国が飢えようが、先進国(日本を含む)が促進した地球温暖化のせいで南の島(人々はそこで生活している)が消滅しようが、朝鮮が丸ごとこの地球から消えようが、そんなのはどうでもよいとなりますが、小熊の指摘にあるように、グローバリズムが日本人の下層をさらに追い詰めるシステムなら、社会の上位に位置して、(自社)株価の上昇に全身全霊を注ぐ、この21世紀型システムの「受益者」の「心」「魂」は、それらの人々を日本人同胞としてどうみつめるのでしょうか? という疑問がひとつあります。
これは メッセージ 97675 (hidarino5 さん)への返信です.
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