アイデンティティと国籍、民族、宗教
投稿者: yuriciperle 投稿日時: 2003/02/17 18:43 投稿番号: [75897 / 99628]
あちこちで国籍とアイデンティティの問題が話題になっていますね。
同感です。
私も、逆に、居住国の市民権を確保するための二重国籍の問題に、アイデンティティの問題を持ち出されて、非常に困っており、苦労しています。
アイデンティティとは、もともと、identity という英語で、
IDカード(身分証明書)はIdentity Card です。
形容詞のidenticalとsameの違いは、山田太郎さんと山田太郎さんは名前はsameだけれど、片方は10歳の東京在住の小学生、片方は50歳の北海道在住の会社員、という具合に、「別人」なのでidenticalではないのです。
つまり、本人が本人であること、別の人ではないことを示すのがIDカードで、identical
なのです。
一卵性双生児は
identical twin
で、遺伝的な特質(identity)は一致しますが、性格や外見が異なり、同一人物ではありません。
つまり、本人と他の人とを区別するアイデンティティ(特質)とは、単に国籍や民族だけではありません。
性の違い、外見、個人的性格、学歴、経歴、住所、職業なども、本人のアイデンティティを構成するものです。
民族や国籍に関するアイデンティティについて話題にするならば、民族アイデンティティ、国民性(国籍アイデンティティ?)、のように、きちんと表現しないとコミュニケーションがかみ合いません。
日本は多民族国家なので、日本民族という民族は存在しません。日本の文化や国民性というものは存在すると思います。ユダヤ人の母親に育てられた子供はユダヤ人とみなされるそうですから、子供は育ての親(母親)の民族的(国民的)アイデンティティを自然に受け継いで育つのかもしれません。また、国際結婚で生まれた多くの子供たちはふたつの国民性や民族アイデンティティを持っています。
日本国籍のない日系人が日本人としてのアイデンティティを持っていないかというとそうでもありません。日本国籍はなくても日系人社会の中で育ち、 「自分は日本人」という自覚を持っている人も大勢います。
また、日系人社会から生まれて日本国籍があっても、「自分は日本人ではない」と感じている人も大勢います。
(長いのでふたつに分けます)
http://www.gcnet.at
これは メッセージ 75839 (butaru2002 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834688/4z9qa4ua46a41a4sa4j_1/75897.html