対抗的アイデンティティの弊害
投稿者: himegoze65 投稿日時: 2003/02/17 12:42 投稿番号: [75861 / 99628]
在日という立場のアイデンティティは、微妙な問題でもあり、むずかしいのですが
民団、総連などで「在日として、民族の誇りを持ちましょう!」という指導は
戦後の混乱の中では、非常に意味のある警鐘だったのかもしれませんが
現在の日本では、在日の立場を追い込む、弊害になっていると思います。
対抗主義というのは、在日2世の竹田青嗣氏の言葉なのですが
氏の言葉を借りて説明すると
対抗主義というのは、マルクス主義的反差別論が基本になっている。
資本家×労働者
差別者×被差別者
被害者×加害者という対立。
日本は悪くて、韓国は悪くない。在日は被害者。韓国は悪くて日本は悪くない。
こういった関係を改善するには、やはり双方が努力することしかない。
どちらかが譲るとか、どちらかが謝るではなく、お互いが矛盾に満ちた世界に
立ち向かっていく責任がある。
在日と一括りにするのは、いささか乱暴なのですが、表面化する「在日のステレオタイプ」は
「日本は強制連行して、韓国人を苦しめた」と叫ぶ。こんなイメージじゃないでしょうか。
もちろん、在日の方にも新しい考え方を持ち、韓国系日本人として、誇りを持って
生きている人も、たくさんいます。
在日の方に「あなたたち日本人は、とても悪いことをしていたんですよ!」と
伝家の宝刀を抜かれて、「それは違う!」と反論できる日本人は、一般的には
とても少数な気がします。大概は「ごめんなさい。」と謝るでしょう。
これは日本人の悪い癖だと思います。
なんだか優しい行為に思えますけど、ここに【偽善的エロス】【優越感】が
存在してない
とは言い切れないのではないでしょうか。
私たちの時代、子供達の時代…被害者・加害者の関係ではなく、同じ日本に住む
人間として出来ることは、弱者が強者になることではなく、互いに言いたいことが
言える関係を結ぶことだと思います。
そこに向かうために「在日は可哀相」「日本人は悪い事をしたのだから、いつまでも
在日に対して、誠意ある行動を」と言い続けるのは、関係を悪化することはあっても
改善されることはないと思います。(註;言い続けているのは民団・総連などの組織、日本の人権擁護団体です)
これは メッセージ 75860 (himegoze65 さん)への返信です.
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