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1年に核爆弾8個分以上の処理量

投稿者: ametomuti_yapparimuti 投稿日時: 2003/02/07 11:29 投稿番号: [75305 / 99628]
1年に核爆弾8個分以上の処理量…北施設で米元担当者

  【ワシントン=石黒穣】1994年の米朝枠組み合意に基く米調査団の一員として、北朝鮮の寧辺にある核関連施設を訪問したことがある米エネルギー省の当時の次官補代理、ロバート・アルバレス氏は5日、読売新聞とのインタビューに応じ、北朝鮮の再処理施設「放射化学研究所」の実態について語った。

  この中で、同氏は、「施設が全面稼働すれば、使用済み核燃料棒を年間160トン処理することができ、兵器級プルトニウムを同50キロから100キロ生産する能力がある。核爆弾を毎年8個から16個を作れる量だ」と述べ、その危険性を指摘した。

  北朝鮮が現在保有している8000本の使用済み核燃料棒の総量は約50トン。従って、4か月以内に処理が完了する計算だが、アルバレス氏によると、8年間にわたって封印されていた施設でプルトニウムの生産を実際に始めるまでには、「最低、3か月から1年の準備期間が必要」という。

  現在ワシントンの民間研究所の上級研究員を務めるアルバレス氏は、94年11月と95年1月の2回訪朝し、寧辺の核施設も訪れている。その際、5000キロ・ワットの原子炉や核燃料棒貯蔵施設は内部を直に見ることを認められたが、「北朝鮮側の拒否で、再処理施設だけは中に入れなかった」と明らかにした。当時のクリントン米政権は、施設の封印を優先して、その中身を徹底追及する構えはなかったため、「米政府内で再処理施設の内部を見ている者は1人もいない」という。それだけに、その規模と能力は今でも謎に包まれている。

  だが、アルバレス氏は北朝鮮側の説明や衛星写真データなど様々な資料を基に、北朝鮮の再処理施設の能力を見積もった。施設は6階建て程度の高さで、全長180メートルの直線状の建物。建設途中の5万キロワット、20万キロワット双方の原子炉から出る使用済み核燃料をすべて処理できるように設計されており、米朝合意に基づいて施設が封印された94年時点でほぼ完成していた。施設は、「公開されている論文や資料に基いて北朝鮮が独力で設計、建設したもので、50年代の欧米技術に近い。このため、現在の水準から見れば原始的だが、外国の力に頼らず維持や運転が可能だ」という。

  ただ、北朝鮮が昨年12月に封印を撤去する以前からひそかに施設の維持・整備活動を行っていた懸念については、「米政府は独自の情報に基づいて、その可能性はないと判断している」とした。

(2月6日19:51)


http://www.yomiuri.co.jp/05/20030206i211.htm
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