中国モデル?
投稿者: fyojizzzz 投稿日時: 2004/02/28 12:40 投稿番号: [827 / 3876]
民主化・自由化を最大課題にしたハタミ大統領の路線が事実上崩壊した今、保守派内穏健派の
間では、イランの今後の方向性として、「中国モデル」の採用がとりざたされているようです。
社会主義体制の停滞・行き詰まりに直面して、ソ連ではゴルバチョフのもとで情報公開、民主化
など政治的自由化をバネにして局面打開をはかりましたが、結局、政治的混乱を助長し、経済的
には長期に渡る混迷を招いてしまいました。(もっとも、最近におけるロシアの経済発展には目
をみはるものがありますが。)
これに対し、中国では社会主義という支配機構、政治体制はむしろ厳しく堅持しながら、経済面
では市場化を大胆に推し進めることで、飛躍的な経済発展を実現させてきました。政治・思想
面では厳しい統制や一党独裁体制を維持する一方で、経済的には改革開放政策のもとで、積極的
な外資導入・個人や企業の経済活動自由化を推進してきたわけです。
イラン保守派内の現実派(よりイスラム化を徹底すべきとする強硬派と区別される)は、この
中国の「サクセス・モデル」にならって今後のイラン社会を導こうというわけです。
イラン国内外には山積する課題がありますが、当面、従来のイスラム聖職者による支配機構を
堅持しながら、経済面での国内外の自由化を推進することで、人々の不満や要求を吸収しよう
ということでしょうか。
もちろん、改革派や、イスラム体制を否定する人々の間では、「イランは中国とはちがう」と
いうことで、すでに批判も見受けられます。(対案としての「トルコ・モデル」などもあるよ
うです。)いずれにしても、イランからは目を離せそうにありません。
これは メッセージ 826 (fyojizzzz さん)への返信です.
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