夢の国「イラン」についていろいろ教えて

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Persepolis-ある幼年期の物語

投稿者: fyojizzzz 投稿日時: 2003/12/24 01:16 投稿番号: [725 / 3876]
nmo03さん、どうも。
パーティにおけるイラン女性のハデハデな格好や、悩ましいダンスなどについては聞いたことが
ありますが、身近でみたら壮観でしょうね。米国では普段からまわりにも派手な人に事欠かない
のでそれほどでもないかも知れませんが、イラン国内でそんな場面に遭遇したら、目を疑って
しまうかもしれないなー。まあ、男子禁制でしょうから、かなわぬ夢でしょうね。

ところで、タイトルに「ペルセポリス」と書きましたが、これは本のタイトルです。ひょっとす
るとご主人、ご存知かもしれませんが、イラン出身で現在はフランスに住んでいる Marjane Satrapi
という女性が書いた幼年時代の自伝です。もともとフランス語で出版されたようですが、かなり
の反響があり、今年になって英語版もでました。

物語の内容は、進歩的で豊かな家庭の1人娘であった著者が、6歳から14歳まで過ごしたテヘラン
での生活や出来事を漫画形式で綴ったものですが、それはちょうどイランが激動に揺れた時期でも
ありました。パーレビ体制に対する人々の不満、革命の勃発、イスラム体制の成立、イラン・イラク
戦争などが矢継ぎ早に起こり、幼い少女の目を通して、これらの事件が彼女や、両親、身近な人々に
どのような影響を与えたかが語られます。

実はぼく自身、この時期のイランに多少関心をもっているのですが、この本は、少女の身の回りの出
来事を通して、しかもコミック形式で、語られているため、当時のことが生々しく伝わってきました。

結局、自由奔放な彼女は、厳しい制約をもたらしたイスラム共和国体制には適応できず、両親の配慮
で1人、オーストリアにいる親類のもとに移住することになり、メフラバード空港での、悲しくも感
動的な両親との別れのシーンで物語は終わっています。

ぼくにとっては、最良なイラン現代史入門となりましたが、見慣れてくると、絵も味わいがあって、
忘れがたい本となりました。
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