イラン映画ーカンフルの匂い・・・・
投稿者: fyojizzzz 投稿日時: 2003/05/06 14:33 投稿番号: [578 / 3876]
昨晩、スカパーでバフマン・ファルマンアラ監督・主演の「カンフルの匂い、ジャスミンの香り」という映画
を見ました。
25年間、映画製作を禁止されていた映画監督が、日本のテレビ局からの依頼で、「イランの葬式」について
ドキュメンタリーを撮ることになり、その準備過程に遭遇する<死にまつわる幾つかのエピソード>から成
っています。
久しぶりのイラン映画ということで、かなり真剣に見ていたはずですが、ストーリー展開や個々のエピソード
は理解できても、各エピソードがどうやら背後に強烈なメッセージをもっているようで、見終わった瞬間、
「??・・・?」といったもやもや感にとらわれました。
で、ネットでこの映画の作品評などを読み、振り返ることでようやく「なるほど」といった気持ちになりま
した。「桜桃の味」と同様に、<生と死>がテーマになっていますが、イランに生まれし者は、死産で生
まれた赤子も、15歳で自殺を選んだ少女も、アルツハイマー病で生きた死人となっている母親も、肥満でヘビ
ースモーカー、心臓病を患っている自分も、皆、死んでいるも同然だ、というような激しい現体制批判が
込められているようです。
そして、このままでは、テヘラン中が、死者の山となり、10段式のお墓まで必要になるだろう、との暗う
つな示唆。
映画のメッセージとは別に、物語自体は軽妙に、ユーモアタッチで描かれ、おもしろい部分もたくさんあ
りました。主人公の監督が、テヘランに住む中産階級ということで、イランのお金持ち階級の日常生活を垣間
見ることができました。
以前、清里の里さんがおっしゃていた、テヘラン北部のミニ宮殿のような豪邸、金持ち家族と下男との関係、
ベンツなどの高級車、など、これがイランか?と思うような背景に目を奪われました。
もう一度、見たい映画でした。
これは メッセージ 1 (jin114jp さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834682/l4a4n9qa1va5a4a5ia5sa1wa4ka4da4a4a4fa4a4a4ma4a4a4m65a4a8a4f_1/578.html