カルバラーの今(新聞報道)
投稿者: fyojizzzz 投稿日時: 2003/04/20 13:04 投稿番号: [519 / 3876]
「アリーのように生き、ホセインのように死ぬ」、
「毎日がアーシューラー、どこもがカルバラー」
というスローガンが、イラン・イラク戦争時、イラン国民鼓舞に使われたということですが(上岡弘二編
『イラン』p.142)、イラン人でもなく、ムスリムでもないぼくにとって、カルバラーやナジャフとい
ったシーア派聖地に対するイラン人の想いは正直、想像の範囲をこえていますが、それでもイラク攻撃
開始以来、これらの聖地が戦闘に巻き込まれている様子に、心を痛めてきました。
4月20日のサンケイ・ウエッブに、「聖地カルバラ 自治色強めるシーア派」と題する現地報告がありま
た。関心のあるかたがおられるか、わかりませんが、一部紹介します。
>イスラム教シーア派の聖地、カルバラでは、フセイン体制下で禁止されていたシーア派の宗教祭を控え
>解放感があふれていたが、住民に聞くとだれもが「米統治拒否」を口にした。
>カルバラでは十八日、自主行政をめざす評議会が発足しており、イラク中・南部のシーア派地域は今後、
>「自治色」を強めそうだ。カルバラの中心部には、六八〇年にカルバラの戦いでウマイヤ朝軍に敗れて
>殉教した預言者ムハンマドの孫で当時のシーア派指導者フセインと、その兄弟のアッバースの霊廟
>(れいびょう)がある。そのイマム(最高指導者)フセインの霊廟では、二十三日の哀悼祭を前に、
>イラク各地から多くの人が巡礼に訪れていた。
>フセイン政権を崩壊させた米軍については「もしこのまま居座り続けるなら、石や刀だけでも追い出
>してみせる」と言い切った。だれに聞いても米国への歓迎や感謝の声はなかった。
>イマム・フセイン廟で十八日に行われた金曜礼拝の説教では、米国の息がかかったイラク国民会議
>(INC)のチャラビー代表らへの拒否が言及されており、地元の消息筋によると、説教の基本線は
>すべてはナジャフの宗教指導者たちが協議して決めているという。
>シーア派社会の米国への対応は「期限付きの客人」(カルバラ評議会のズバイディ氏)という言葉に
>象徴されるように、「当面、敵対はしない」という点に尽きるようだ。米国の暫定統治が長引いたり、
>その後のイラク政権が米国の傀儡(かいらい)とみられるようになれば、イラク人口の六割を占める
>シーア派の“反乱”は米国のイラク戦後運営を根底から揺るがしかねない要素として浮上するだろう。
記事全文は以下で。
http://www.sankei.co.jp/news/030420/morning/20iti003.htm
やらせ的要素が強いにしても、一応の歓迎ぶりをみせた(ように思わせられている?)バグダッド市民の
対米感情に比べて、シーア派地域での米軍に対する、反感を押し殺したような、醒めた感情をみるにつけ、
米軍主導のイラク統治に疑問を感じてしまいます。
「毎日がアーシューラー、どこもがカルバラー」
というスローガンが、イラン・イラク戦争時、イラン国民鼓舞に使われたということですが(上岡弘二編
『イラン』p.142)、イラン人でもなく、ムスリムでもないぼくにとって、カルバラーやナジャフとい
ったシーア派聖地に対するイラン人の想いは正直、想像の範囲をこえていますが、それでもイラク攻撃
開始以来、これらの聖地が戦闘に巻き込まれている様子に、心を痛めてきました。
4月20日のサンケイ・ウエッブに、「聖地カルバラ 自治色強めるシーア派」と題する現地報告がありま
た。関心のあるかたがおられるか、わかりませんが、一部紹介します。
>イスラム教シーア派の聖地、カルバラでは、フセイン体制下で禁止されていたシーア派の宗教祭を控え
>解放感があふれていたが、住民に聞くとだれもが「米統治拒否」を口にした。
>カルバラでは十八日、自主行政をめざす評議会が発足しており、イラク中・南部のシーア派地域は今後、
>「自治色」を強めそうだ。カルバラの中心部には、六八〇年にカルバラの戦いでウマイヤ朝軍に敗れて
>殉教した預言者ムハンマドの孫で当時のシーア派指導者フセインと、その兄弟のアッバースの霊廟
>(れいびょう)がある。そのイマム(最高指導者)フセインの霊廟では、二十三日の哀悼祭を前に、
>イラク各地から多くの人が巡礼に訪れていた。
>フセイン政権を崩壊させた米軍については「もしこのまま居座り続けるなら、石や刀だけでも追い出
>してみせる」と言い切った。だれに聞いても米国への歓迎や感謝の声はなかった。
>イマム・フセイン廟で十八日に行われた金曜礼拝の説教では、米国の息がかかったイラク国民会議
>(INC)のチャラビー代表らへの拒否が言及されており、地元の消息筋によると、説教の基本線は
>すべてはナジャフの宗教指導者たちが協議して決めているという。
>シーア派社会の米国への対応は「期限付きの客人」(カルバラ評議会のズバイディ氏)という言葉に
>象徴されるように、「当面、敵対はしない」という点に尽きるようだ。米国の暫定統治が長引いたり、
>その後のイラク政権が米国の傀儡(かいらい)とみられるようになれば、イラク人口の六割を占める
>シーア派の“反乱”は米国のイラク戦後運営を根底から揺るがしかねない要素として浮上するだろう。
記事全文は以下で。
http://www.sankei.co.jp/news/030420/morning/20iti003.htm
やらせ的要素が強いにしても、一応の歓迎ぶりをみせた(ように思わせられている?)バグダッド市民の
対米感情に比べて、シーア派地域での米軍に対する、反感を押し殺したような、醒めた感情をみるにつけ、
米軍主導のイラク統治に疑問を感じてしまいます。
これは メッセージ 518 (fyojizzzz さん)への返信です.