夢の国「イラン」についていろいろ教えて

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イランのママンジュンたち

投稿者: sefide2003jp 投稿日時: 2003/02/05 04:11 投稿番号: [402 / 3876]
「アズィザーン」「ダルデベジャーナン」「ホシュケレマナン」...いずれもイランのお母さんたちが、子供によく使う言葉。簡単に言っちゃうと(私の愛する○○ちゃん)といったニュアンスです。

「お前はホントに何やっても駄目な子よね」「どうして私に似ないでこんなになっちゃったのかしら」
そんなことを母に言われ続けて成人した私。

イランで出会った夫の家族は、私を生まれ変わらせてくれました。
「あなたなら出来るわよ」が口癖の家族たち。
自己評価が極端に低かった私に自信を与えてくれました。赤ちゃんと接するように外国人の私にペルシャ語をひとつひとつ根気よく教え、できないでいて落ち込んでいても侮辱するようなことは一切ありませんでした。
人生をリセットした、と言ったら大袈裟に聞こえるかもしれない。けど私はそんな風に感じながらイランで生活していました。
  帰国したとき友人の多くは「アナタ顔が(
雰囲気が)変わったよ」と言ってくれたのを私は好意的に解釈しているのですが、イランに行かなかったら、私の人生はまた違ったものになっていたかもしれません。

夫の家族だけではなく、イラン人のコミュニケーションを見ていると「私の大切な○○ちゃん」と言った、ともすると歯が浮くようなセリフが当たり前のように出てきます。

子供たちは(私は愛されているんだ)(私は生まれるべくして生まれた価値ある存在なんだ)という安心感を得ながら大人になります。

私が出会ったイラン人たちはコミュニケーションスキルが高い、というか人見知りをせず、ともすると
図々しいくらいに自分の要求をつきつけてくるような人たち(笑)が多かったのですが、子供のころから、たくさんの人たちと接して、自分をどう表現して良いのかを自然に身につけてきたのかなあーと思います。

イランのママンシュンたちの生活を見ていると、10Kg以上の野菜や米を一人でぶらさげつつ「ちょっと高いじゃない。もうちょっとマケなさいよ」とバザールで元気に交渉し、家では時間をかけて
愛情たっぷりの料理を作り、訪れるお客さんたちには精一杯のもてなしをして毎日を過ごしている気がします。

義母は辛いことがあっても弱音を一切吐かない人で、身内におこる問題を「ドロストミシェ。ヒーチナラハットナボシ」(大丈夫、解決するから悩みなさんな)が口癖。
で家族みんなが出かけた後に、台所の扉を閉め大声で泣いているのを私は見たことがあります。(注;私も出かけたのだと思っていたらしい)

イラン人にとって家族や親戚を戦争で失ったり、思想犯として処刑されたり、といったことは特別なことではありません。

日本や先進国と呼ばれる国でおこるような猟奇的な事件は、イランではほとんど起こらないようです。泥棒や喧嘩と言ったものは周辺でも起きてはいましたが、人間性を疑うような大事件というのはとりあえず私は知りません。
核家族化がすすみ、育児が主に母親だけにまかされた日本では、心が荒むというのは仕方のないことなのでしょうか。

理想と現実は違うかもしれません。
でも出来るならば私は「イランのママンジュン」になりたいのです。
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