夢の国「イラン」についていろいろ教えて

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米人記者のイラン報告(3)

投稿者: fyojizzzz 投稿日時: 2004/05/22 00:32 投稿番号: [1001 / 3876]
今回紹介するのは、Velvet Hand, Iron Glove (5月15日)と題する治安取締りの問題です。

英語力不足で適訳が見つかりませんが、「内柔外剛」とでもいうのでしょうか、外から見える手袋は鉄の
ように強固そうだが、手袋の下にある手は、実は意外にもベルベットのように柔らかだ、イランという国
は外から見ると、監視や取締りの厳しい警察国家のようだが、実際に中に入ってみると、かなり甘く、
きまぐれで中途半端な管理しかおこなわれていない国だ、という記者の印象を表現したものだと思われます。

取材旅行中、記者は二度、警察に拘束され尋問を受けたとのことです。イスファハンでは取材許可の書類を
提示すると、相手はすぐに納得し、記者に謝罪して開放し、二度目は帰国時の空港で90分に及ぶ、長い取り
調べを受けたが、それほど手厳しいものではなく、記者が尋問を受けたことを記事に書くとおどすと、逆に
相手がそれを心配しはじめた、とのこと。

このような尋問を受けたにも関わらず、あるいは、記者の基準からすると甘い尋問だったせいか、記者は
「イランは民主国家とはいえないが、中東にあるアメリカの同盟諸国と比べて、ずっと自由な社会だ・・・」
と記しています。

記者が驚いたこととして、取材した人々が躊躇せず、名前を名乗ってくれ、しかも写真まで撮らせてくれた
ことをあげています。取材が終わると、その人々は「ここには自由がない」と付け加えるそうですが、おそ
らく記者は、多くの国で写真はおろか、名前さえ明かさない人たちを見てきたのでしょう。

不徹底な取締りの例として、ペット犬のことがあげられています。イランではペットの犬を飼うことは、不潔
であり、イスラムに反するものとして禁止されている。時折、交通警察は犬と飼い主を逮捕しているが、それ
にもかかわらず、ペットの数はますます増えており、いまやテヘランには何十もの動物病院があるとのこと。

このような観察・体験を通じて記者は、イランの現体制は長くはもたない、イランには希望がある、との印象
を語っています。

もしイランの支配層がきわめて厳しく、かつ効率的な管理抑圧体制をとることができれば、人々に恐怖感を
与え、批判者や不満分子を黙らせることで現体制を存続させることが可能かもしれないが、実際にはそうな
っていない。

人々の不満はやがておおきなうねりとなって、勝利するであろう、というのが記者の結論のようです。
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