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イマーム婚

投稿者: occhokochoiturkey 投稿日時: 2004/05/09 19:41 投稿番号: [692 / 4578]
昨日、イマーム婚の儀式をやった。
夕飯を食べ終わって片付けも済んで、夜お茶用にチャイでも淹れるかなあ、とか思ってたら、
アンネが若干緊張した面持ちでやってきて、ホジャが来る、と言った。
よく分からなかったんだけど、「ホジャ」と「ニキャーフ」って言葉が聞こえたので、これはイマーム婚の事だなあ、とピンと来た。
「どうしたらいい?何着たらいい?」と言うと、そのままでいい、と言う。
アブラが正式なやり方でスカーフを巻いてくれた。
それから、正式な方法での身体の浄め方を教えてくれた。
浄める時に唱える「ビスミッラーうんちゃらかんちゃら」もアブラと一緒に復唱した。
家族用のサロンの方へホジャを案内する。
ホジャも普段着だ。
で、いろいろな話をした。(もちろん私には分からなかったんだけど後で旦那が説明してくれた)
私のムスリム名も決まった。
ホジャは旦那に「彼女はムスリムか?」と聞いた。
旦那は「今は違うブディストです。でも僕と暮らしていく中でイスラムを信仰したいと思ったらすればいいし、それは彼女が決めるでしょう。イスラムでなくても気にしません」と言った。
ホジャは「素晴らしい信仰は押し付けてはいけないよ」と言った。

日本でも声の素敵なお坊さんはいて、お経なんか聞いてて惚れ惚れしちゃう、なんて事はよくあったけど、
昨日のホジャもそれはそれは素敵な声だった。
家中に響く低音で祝詞をあげてくれた。

終わってから旦那とチャルシャ(中心街)でカプチーノを飲んだ。
旦那は「これで名実ともに夫婦だよ。僕はアッラーに誓って君を裏切ることが出来なくなったんだ」と言った。

今日は旦那の誕生日。
昨晩帰りの車の中で12時になったので、前から旦那が好きだと言っていた曲をカーステで12時丁度に鳴らしておめでとうを言った。
「おっちょ、僕がこの曲が好きだって言ってた事覚えてくれてたんだ」と言った。
おもむろに車を止めて旦那は出て行ってしまった。
何事かと思って後を追うと旦那は男泣きに泣いていた。
付き合って2年、ウルウルする事があっても決して涙を見せなかった旦那が泣いていた。

私がこっちに来てそろそろ1ヶ月。
私と家族の間に入ったり、友人との間に入ったり、私がトルコ的な生活を誤解しない様に気を使ったり、私が周りから誤解を受けない様に気を使ったり、
結婚の段取りや仕事のことや、私の不満顔やアンネの病気や日本の家族の事とか、
とにかく全てが旦那の肩にかかっていたのだ。
旦那だっていっぱいいっぱいだったんだなあ。

来年の旦那の誕生日には私ももっともっとトルコに慣れて、ちゃんと素敵なお誕生日をオーガナイズしてあげるからね、と約束した。

あぶぶぶはん
旦那が泣いた話をインターネットで書いたなんて内緒にしてね。
多分、旦那的には一生の不覚ってやつだと思うのでね(笑)。
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