異端作家アリ・サレム氏、大いに語る(1)
投稿者: kokunan_jerusalem678 投稿日時: 2006/07/21 21:16 投稿番号: [338 / 2525]
「イスラエルとの正常化を支持したため、国内で遠ざけられたエジプトの劇作家アリ・サレムが忌憚なく話す」
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP119506
エジプトの最も傑出した劇作家アリ・サレムはイスラエルとの正常化を支持する見解を持つため、同国文化界から遠ざけられてきた。サレムの見解は1994年に広く知られるようになった。この年、イスラエルを訪れて著書「イスラエルへの自動車旅行」を発表し、その中でイスラエルに関する好印象を綴ったからだ。この本は、エジプトで6万部以上も売れた。以来アリ・サレムはイスラエルを15回も訪れ、2005年イスラエルのベングリオン大学から名誉博士号を贈られた。この一方、アリ・サレムは最初のイスラエル訪問以来エジプトで自分の戯曲の制作者を見つけることができないでいる。彼の戯曲は25本に達するが、エジプトでは長期間公演されていない。
以下は、2006年6月ロンドンのアラビア語日刊紙シャルクルアウサトが行ったアリ・サレムのインタビューの抜粋である。
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インタビュアー:「ほとんどの知識人がアリ・サレムの作品をボイコットしている。彼がイスラエルとの関係正常化を支持しているためだ」
(インタビュアー)オサマ・アブドルラティフ:ほとんどの知識人がアリ・サレムの作品をボイコットしている。彼がイスラエルとの関係正常化を支持しているためだ。実際アリ・サレムは、エジプトがイスラエルと平和条約を調印して以来同国を繰り返し訪れた。アリ・サレムは現在の逆境から、過去10年以上も自分の戯曲を上演できないでいる。彼はこの逆境を最終的に撃ち破るため(自分の作品の)オーディオ・テープを制作した。その意図は、自分自身の声で作品を読み上げること。それによって、彼自身が語っているように、「大衆の文化(レベルの)引き上げに参画する」ことだった。このオーディオ・テープは「最善の笑い」と命名された。だが、配付は許可されたが、売却は禁じられた。以下は、(常に)挑戦的で、70歳の今も挑戦的なアリ・サレムとの対話である。
アブドルラティフ:「このごろ、どのように過ごしていますか」
アリ・サレム:「私はジャーナリスティックな記事を執筆しているが、これはハッピーではない。私はとりわけ劇作家であり、その仕事がなにより楽しい。また、まだ出版していない戯曲も数多くある。これには一幕物2作品と普通の長さの作品2つが含まれる。4年前、国立劇場に2つの戯曲を提出した・・・しかし、両作品は(国家)劇場検閲で承認を得たにもかかわらず、まだ返事をもらっていない。
「一部の人々が私の孤立化を図っているが、私は本の出版を続けている。『最善の笑い』を出版した。この本には、古い、ユーモラスな作品が含まれている。また、今年3月『笑いの言葉と自由』を出版した」
アブドルラティフ:「あなたは、イスラエルに関して発表した政治的見解について後悔してますか」
アリ・サレム:「前に述べたように、私は国立劇場に幾つか作品を提出した。私は今、次のような疑問を抱いている。彼らが自分たちの自由意志で私(の作品)を拒絶したのか、それとも、そうするよう強制されたのか、という疑問だ。想像するに、第一級の創造性(をもつものは)すべて意図的に拒絶する者たちがいるようだ。我々はまた、次のことを理解しなければならない。(まず)劇場という世界に実際に腐敗が存在すること。また、この腐敗の責任者は投獄しなければならないということだ。
「こうした状況の下では、私のような人々が(作品を)出版することは不可能である。(イスラエルとの)和平に関する私の立場が、現在私の身に起きていることと関係がないと(しばらくの間)思ってほしい。私の身に起きていることは、劇作家たちの仕返しにすぎず、それ以上でも、それ以下でもない。私はここにおり、作品もここにある。一握りの素人が私の作品公演を阻んでいるが、これが意味するのは、意図的に私をやっつけようとしている幾つかの党派が存在するということだ、
「こうした事情にも関わらず、私は自分が犠牲者だとは思わない。思うに、私と同世代の作家で、私が獲得したようなステータスを獲得した人はいない。(その証明としては)私の最新作の初版が3日以内に売り切れたことを指摘するだけで十分だろう。私には、言わねばならない不満は何一つない。同時に、彼らが、創造的作家としての私の難局を喜んでいることを私は知っている。一方で私は、私の作品が何時の日か上演されると完全に確信している。
(続く)
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP119506
エジプトの最も傑出した劇作家アリ・サレムはイスラエルとの正常化を支持する見解を持つため、同国文化界から遠ざけられてきた。サレムの見解は1994年に広く知られるようになった。この年、イスラエルを訪れて著書「イスラエルへの自動車旅行」を発表し、その中でイスラエルに関する好印象を綴ったからだ。この本は、エジプトで6万部以上も売れた。以来アリ・サレムはイスラエルを15回も訪れ、2005年イスラエルのベングリオン大学から名誉博士号を贈られた。この一方、アリ・サレムは最初のイスラエル訪問以来エジプトで自分の戯曲の制作者を見つけることができないでいる。彼の戯曲は25本に達するが、エジプトでは長期間公演されていない。
以下は、2006年6月ロンドンのアラビア語日刊紙シャルクルアウサトが行ったアリ・サレムのインタビューの抜粋である。
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インタビュアー:「ほとんどの知識人がアリ・サレムの作品をボイコットしている。彼がイスラエルとの関係正常化を支持しているためだ」
(インタビュアー)オサマ・アブドルラティフ:ほとんどの知識人がアリ・サレムの作品をボイコットしている。彼がイスラエルとの関係正常化を支持しているためだ。実際アリ・サレムは、エジプトがイスラエルと平和条約を調印して以来同国を繰り返し訪れた。アリ・サレムは現在の逆境から、過去10年以上も自分の戯曲を上演できないでいる。彼はこの逆境を最終的に撃ち破るため(自分の作品の)オーディオ・テープを制作した。その意図は、自分自身の声で作品を読み上げること。それによって、彼自身が語っているように、「大衆の文化(レベルの)引き上げに参画する」ことだった。このオーディオ・テープは「最善の笑い」と命名された。だが、配付は許可されたが、売却は禁じられた。以下は、(常に)挑戦的で、70歳の今も挑戦的なアリ・サレムとの対話である。
アブドルラティフ:「このごろ、どのように過ごしていますか」
アリ・サレム:「私はジャーナリスティックな記事を執筆しているが、これはハッピーではない。私はとりわけ劇作家であり、その仕事がなにより楽しい。また、まだ出版していない戯曲も数多くある。これには一幕物2作品と普通の長さの作品2つが含まれる。4年前、国立劇場に2つの戯曲を提出した・・・しかし、両作品は(国家)劇場検閲で承認を得たにもかかわらず、まだ返事をもらっていない。
「一部の人々が私の孤立化を図っているが、私は本の出版を続けている。『最善の笑い』を出版した。この本には、古い、ユーモラスな作品が含まれている。また、今年3月『笑いの言葉と自由』を出版した」
アブドルラティフ:「あなたは、イスラエルに関して発表した政治的見解について後悔してますか」
アリ・サレム:「前に述べたように、私は国立劇場に幾つか作品を提出した。私は今、次のような疑問を抱いている。彼らが自分たちの自由意志で私(の作品)を拒絶したのか、それとも、そうするよう強制されたのか、という疑問だ。想像するに、第一級の創造性(をもつものは)すべて意図的に拒絶する者たちがいるようだ。我々はまた、次のことを理解しなければならない。(まず)劇場という世界に実際に腐敗が存在すること。また、この腐敗の責任者は投獄しなければならないということだ。
「こうした状況の下では、私のような人々が(作品を)出版することは不可能である。(イスラエルとの)和平に関する私の立場が、現在私の身に起きていることと関係がないと(しばらくの間)思ってほしい。私の身に起きていることは、劇作家たちの仕返しにすぎず、それ以上でも、それ以下でもない。私はここにおり、作品もここにある。一握りの素人が私の作品公演を阻んでいるが、これが意味するのは、意図的に私をやっつけようとしている幾つかの党派が存在するということだ、
「こうした事情にも関わらず、私は自分が犠牲者だとは思わない。思うに、私と同世代の作家で、私が獲得したようなステータスを獲得した人はいない。(その証明としては)私の最新作の初版が3日以内に売り切れたことを指摘するだけで十分だろう。私には、言わねばならない不満は何一つない。同時に、彼らが、創造的作家としての私の難局を喜んでいることを私は知っている。一方で私は、私の作品が何時の日か上演されると完全に確信している。
(続く)
これは メッセージ 1 (kokunan678 さん)への返信です.
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