>宇宙の法則
投稿者: f3nasa 投稿日時: 2003/01/24 20:19 投稿番号: [1357 / 2453]
キリストが生まれる約三百年前、老子は冷徹な自然哲学を通して、神の意志を否定し、自然は不断に生起しては消滅していく非常な物理的現象として把握しました。そして宇宙間の事物の変化を通してそこに一定の法則を見出し、その万物の運動法則を『道』(タオ)と名付けています。
『科学』が陰も形も無かった時代、宇宙の法則の神秘はもとより、地震、雷、台風、洪水といった自然災害や人間の病気も全て神の御意志であるとされてきたのは御存知の通りですが、そんな時代にユダヤ教やキリスト教は生まれ、特に後者は時代の要請に応じてドラスティックな改革を断行しています。小室先生はその著作の中で何故キリスト教だけが近代化を果たし得たのか、比較宗教社会学の考察を通して、キリスト教はその宗教としての不完全さゆえに新しい概念(科学)を受け入れることが出来たことを喝破し、一方イスラム教はその宗教的完全性ゆえに近代的概念と相居いれず中世的感覚の頚木から逃れることが出来ない、すなわちスムーズな近代化を果たし得ない、ということを結論づけておられます。しかしそのキリスト教も、『科学』という新しい概念を受け入れるに至っては、相当な紆余曲折が有った訳ですが…
科学は人間が創造した、というより(自然の法則の)発見の連続だと言った方が真相に近いと思うのですが、その科学の力により宇宙の法則の神秘の全てを解き明かすまでには、まだまだ時間がかかることでしょう。そして神秘のベールが全て解き明かされるまでの間、人格を模した神にその偉大性を託すかどうかは個人の趣味の範疇ですね。ちなみに古事記でこれを表現すると、
『天地初めてひらけし時、高天原に成りし神の名は天之御中主神(アメノミナカヌシ)。』
となります。
余談ですが、1927 年ドイツの物理学者であるウェルナー・ハイゼンベルグが不確定性原理を提唱して以降、理論物理学者たちは宇宙のさまざまな現象は単一の根源的全体の顕われにすぎないとする見方に相当の注意を払ってきました。つまりこれが意味するところは、現代物理学の粋に於いては、僕も kazetokomorebi さんも、うましかな反米太郎君もブッシュ大統領も金正日もシャロン首相もアラファト議長も、海も山も川も太陽も月も星も神も仏も全て一体であって、それぞれが独立した存在である、とした従来の個々の知覚は間違いである事を解明しつつあるということです。これは統一場の理論研究に晩年を費やしたアルバート・アインシュタインの言葉を引用した方が理解し易いかもしれません。
『人間はわれわれが「宇宙」と呼ぶ全体の一部、
時間と空間によって限定された一部である。
人は、自分自身、自分の思考、自分の感情を
他から独立したもの……意識の視覚的妄想の一種……
として体験する。この妄想はわれわれにとって一種の
牢獄のようなもので、われわれを個人的欲望や数人の
もっとも身近な人達に対する愛情に限定してしまう。
われわれの課題は、愛情の輪を広げ、この牢獄から
自分自身を解放し、生きとし生けるものおよび
自然全体の美を抱擁することである。』
『科学』が陰も形も無かった時代、宇宙の法則の神秘はもとより、地震、雷、台風、洪水といった自然災害や人間の病気も全て神の御意志であるとされてきたのは御存知の通りですが、そんな時代にユダヤ教やキリスト教は生まれ、特に後者は時代の要請に応じてドラスティックな改革を断行しています。小室先生はその著作の中で何故キリスト教だけが近代化を果たし得たのか、比較宗教社会学の考察を通して、キリスト教はその宗教としての不完全さゆえに新しい概念(科学)を受け入れることが出来たことを喝破し、一方イスラム教はその宗教的完全性ゆえに近代的概念と相居いれず中世的感覚の頚木から逃れることが出来ない、すなわちスムーズな近代化を果たし得ない、ということを結論づけておられます。しかしそのキリスト教も、『科学』という新しい概念を受け入れるに至っては、相当な紆余曲折が有った訳ですが…
科学は人間が創造した、というより(自然の法則の)発見の連続だと言った方が真相に近いと思うのですが、その科学の力により宇宙の法則の神秘の全てを解き明かすまでには、まだまだ時間がかかることでしょう。そして神秘のベールが全て解き明かされるまでの間、人格を模した神にその偉大性を託すかどうかは個人の趣味の範疇ですね。ちなみに古事記でこれを表現すると、
『天地初めてひらけし時、高天原に成りし神の名は天之御中主神(アメノミナカヌシ)。』
となります。
余談ですが、1927 年ドイツの物理学者であるウェルナー・ハイゼンベルグが不確定性原理を提唱して以降、理論物理学者たちは宇宙のさまざまな現象は単一の根源的全体の顕われにすぎないとする見方に相当の注意を払ってきました。つまりこれが意味するところは、現代物理学の粋に於いては、僕も kazetokomorebi さんも、うましかな反米太郎君もブッシュ大統領も金正日もシャロン首相もアラファト議長も、海も山も川も太陽も月も星も神も仏も全て一体であって、それぞれが独立した存在である、とした従来の個々の知覚は間違いである事を解明しつつあるということです。これは統一場の理論研究に晩年を費やしたアルバート・アインシュタインの言葉を引用した方が理解し易いかもしれません。
『人間はわれわれが「宇宙」と呼ぶ全体の一部、
時間と空間によって限定された一部である。
人は、自分自身、自分の思考、自分の感情を
他から独立したもの……意識の視覚的妄想の一種……
として体験する。この妄想はわれわれにとって一種の
牢獄のようなもので、われわれを個人的欲望や数人の
もっとも身近な人達に対する愛情に限定してしまう。
われわれの課題は、愛情の輪を広げ、この牢獄から
自分自身を解放し、生きとし生けるものおよび
自然全体の美を抱擁することである。』
これは メッセージ 1354 (kazetokomorebi さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834682/4hda5a4la5a4a59a5ia5a8a5ka1aa_1/1357.html