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Re: ニビル 仮説惑星

投稿者: akusyon_kamen_2012 投稿日時: 2012/10/12 01:02 投稿番号: [9265 / 10174]
  こうしてニビルの神々たちの会議が召集されることになった。彼らの前でエンリルは一連の出来事を説明し、エンキがこの反乱を率いたとして彼を非難した。しかし当の採掘に従事していた反乱者たちが自分たちの実情を切々と訴えると、アヌは彼らに同情せずにはいられなかった。なぜなら彼らは本来、宇宙飛行士であって鉱夫ではなかったからである。そして彼らの労苦はもう耐えられないところまで来ていたのだ。

    では、こうした作業をする必要はないのか?
    こうして採掘される金がなくて、惑星ニビルに生きる生命はどのようにして生き続けられるのだろうか?  

    エンキは一つの解決策を持っていた。
    自分たちは「原始的労働者」を作ろうとしているのだ、と彼は言った。そして、こうして作られた労働者たちが、アヌンナキに代わって激しい苦難の仕事をするのだ、と。そこに集まっている神々たちの驚きを前に、エンキは既に主任医師のニンティ/ニンフルサグの助けを借りて実験を行なってきたと述べた。彼の説明は続いた。この地球上の東アフリカには、原子生物の猿人が生息している。それは最初のティアマットと天体の衝突の際に、ニビルから地球に伝えられた、ニビル自体の「生命の種」から進化したものに違いないと。だからこの生物には遺伝的和合性があるはずで、この生物を改良するために唯一必要なことは、アヌンナキ自身の遺伝子をこの生物に与えることだという。そうすることによってこの生物は、アヌンナキと同じような姿をし、道具を使えるようになり、命令に従える利口な生物になるだろうと。

    こうして、遺伝子操作と実験室のフラスコの中で行なわれた、猿人の女性の卵の受精から、ルル・アメルという「合成労働者」が作り出された。しかしこの人造人間には生殖能力がなかったので、エンキとニンフルサグは試行錯誤によって改良を重ね、完全なモデルを作り上げた。彼らはそれを、アダム、つまり「地球の男」、人間と名付けた。そして受精能力を備えたこの召使たちによって金は豊かに採掘されるようになった。7つの居住地は都市に発展し、地上にいた600人のアヌンナキたちと、軌道上のステーションにいた300人のアヌンナキたちは、常にゆとりのある生活を楽しめるようになった。彼らのある者たちは、エンリルの反対を押して人間の娘たちを妻として娶り、子供まで生ませた。アヌンナキにとって金の採掘は、今や苦しみの涙が必要のない仕事になった。しかしエンリルにとっては、この状態はすべてが間違っているように見え始めたのであった。

    しかし、すべては大洪水によって突然の終わりを告げた。
    それは以前から長い間、科学観測によって警告されていたことで、南極大陸の上にあった氷冠(ひょうかん)が不安定になっていたのだ。そして次に惑星ニビルが火星と木星の間を通って地球の近くを通り過ぎる時、その引力がこの膨大な氷の塊りを大陸から滑り落とさせる原因となり、それが世界規模の大洪水を引き起こさせ、その結果、海洋と地表の温度が突然変化し、かつてない大嵐が吹き荒れるだろうという警告であった。

エンリルはアヌと相談し、「宇宙船を用意し、地球を放棄して脱出する準備をしろ!」と命令を発した。しかし「人類についてはどうするのだ?」、と人間たちの生みの親であるエンキとニンフルサグは尋ねた。「人類は抹殺すればよい」、とエンリルは答えた。そしてエンリルは、このことはすべてのアヌンナキたちには秘密にしておくように誓わせた。それは絶望した人間たちに、アヌンナキが出発する準備の邪魔をさせないためであった。
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