川
投稿者: kagaku_to_gijutsu 投稿日時: 2008/08/17 11:14 投稿番号: [2147 / 2229]
今更ですが、川とは降水が海に流れるまでの流路です。
尾根で囲まれた流域の中で、低地を縫って川は流れます。
流れに沿って浸食が進み、流路はだんだん固定されますが、時には大きく流路を変えます。
降水は流域の下のほうから海へ流出し、上流域の水は遅れて河口に到達します。一部は地形や植生に保持されて、降雨から長期間経って流出します。
それやこれやの水を集めて流れる川は、日本のような湿潤地域では渇水期でも流量を保ち、固有の植物相や動物相をもちます。
しかし、そういう生物相は付随するものであり、流域の排水が川の真実の姿です。
そういう自然河川のほとりで人は生活を始めました。
いつの頃か人は定住し農耕を始めました。ささやかな開発行為です。
同時に開かれた農地を変動する川から守る作業も始まります。
時代が下り開発は更に進み、堤防で川の流路が制限されていきます。
人が生き抜くため、獲得した資産を守らねばなりません。
産業化、都市化によって、人の生活圏がますます拡がり、都市を守るため技術の限りを尽くし堤防を強化します。強化の程度も、百年に一度というような降水にあわせたものとなります。
そのような水防の流れの中で、いたずらに突出した降水対策を施すことやその方法論に疑問が呈されます。
また、自然環境に触れ合えるよう多目的利用も求められるようになりました。
この最後の部分が、このトピックの主題だとおっしゃられます。
しかし、川の本質は流域の降水の排水です。提内地、堤外地の両方への視点が不可欠であることは当然のことです。
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1834578/c0na4acc0dlgc0a3a0a4ga49a1aa_1/2147.html