>森林面積(2)
投稿者: ecologician 投稿日時: 2003/11/20 03:08 投稿番号: [1388 / 2229]
森林の定義は次のようになっています。
1990年報告の定義は、先進国と発展途上国とに分かれています。
先進国では、「森林とは、地域の約20%以上をおおう林冠からなる地帯である。通例高さ約7m以上に成長する樹木からなり、また樹木を生み出しうる連続的森林。さらに、これは樹木が少なくとも土地の10%を占める連続的草地からなる開放林植物群系を含んでいる。」
他方、発展途上国では、「森林とは地表の最低限の範囲(ここでは10%と想定)をもち、植物相、動物相、それに(以下のような)天然植生地の条件によって構成される生態系である。そして(天然植生地の条件とは)、最高5m以上の高さに成長する樹木から成り、農業的条件に支配されず、最低100haを占めるものである。」
これに対して、2000年報告では、先進国と発展途上国との区別をなくし、「森林とは、最高5m以上の高さに成長する樹木からなり、また10%以上を占める林冠を擁し、また主として農業的あるいは都市的土地利用をしていない0.5ha以上の地帯である。」
さらに、2005年報告でも、「森林とは、最高5m以上の高さに成長する樹木からなり、10%以上を占める林冠を擁し、あるいはこれらの閾(いき)に達しうる樹木からなる、森林管理のもとにあるか、あるいはまったく土地利用されていない地帯である。」
(以上、日本語としてこなれてない部分及び「誤訳」は、当方の力量不足なので、ご容赦を)
1990年報告では、先進国と発展途上国との森林を区別し、発展途上国では、原生林(天然林)で100ha以上の地帯というかなり厳格な定義でしたが、2000年(及び2005年)では、先進国と発展途上国との森林の区別をなくして、人工林も含めた0.5ha以上の地帯に統一する、ということで緩和をはかり、かなり広いそれまで森林に入っていなかった地帯を森林として組み入れたということでしょう。その結果、毎年1000万haもの森林が減少しながらも、1995年時点よりかなり広い地域を森林と認定した、ということになります。
前に紹介したJATAN(熱帯林行動ネットワーク)のサイトでは、「FAOの統計では、森林の一部が伐採された場合や、森林を皆伐しても外来種を植林したり、天然更新を見込んでいる場合も「森林」のままとみなされており、こうした「減少」していない「森林の劣化」も急速に進んでいます。アメリカの世界資源研究所(WRI)は、人間の手がつけられていない「未開拓林(フロンティア林)」(原生林の概念とほぼ同じ)は、世界に13億5000万haしか残っていないと報告しています。FAOの森林面積とは大きく異なることから、森林劣化や植林地への転換がいかに進んでいるかがわかります。」と記されています。
やはり、この間の森林をめぐる変化は、総森林面積の減少、とりわけ熱帯における原生林の減少が進むとともに、森林劣化や植林地(人工林)への転換も進み続けている、と評価して間違いないと思います。
1990年報告の定義は、先進国と発展途上国とに分かれています。
先進国では、「森林とは、地域の約20%以上をおおう林冠からなる地帯である。通例高さ約7m以上に成長する樹木からなり、また樹木を生み出しうる連続的森林。さらに、これは樹木が少なくとも土地の10%を占める連続的草地からなる開放林植物群系を含んでいる。」
他方、発展途上国では、「森林とは地表の最低限の範囲(ここでは10%と想定)をもち、植物相、動物相、それに(以下のような)天然植生地の条件によって構成される生態系である。そして(天然植生地の条件とは)、最高5m以上の高さに成長する樹木から成り、農業的条件に支配されず、最低100haを占めるものである。」
これに対して、2000年報告では、先進国と発展途上国との区別をなくし、「森林とは、最高5m以上の高さに成長する樹木からなり、また10%以上を占める林冠を擁し、また主として農業的あるいは都市的土地利用をしていない0.5ha以上の地帯である。」
さらに、2005年報告でも、「森林とは、最高5m以上の高さに成長する樹木からなり、10%以上を占める林冠を擁し、あるいはこれらの閾(いき)に達しうる樹木からなる、森林管理のもとにあるか、あるいはまったく土地利用されていない地帯である。」
(以上、日本語としてこなれてない部分及び「誤訳」は、当方の力量不足なので、ご容赦を)
1990年報告では、先進国と発展途上国との森林を区別し、発展途上国では、原生林(天然林)で100ha以上の地帯というかなり厳格な定義でしたが、2000年(及び2005年)では、先進国と発展途上国との森林の区別をなくして、人工林も含めた0.5ha以上の地帯に統一する、ということで緩和をはかり、かなり広いそれまで森林に入っていなかった地帯を森林として組み入れたということでしょう。その結果、毎年1000万haもの森林が減少しながらも、1995年時点よりかなり広い地域を森林と認定した、ということになります。
前に紹介したJATAN(熱帯林行動ネットワーク)のサイトでは、「FAOの統計では、森林の一部が伐採された場合や、森林を皆伐しても外来種を植林したり、天然更新を見込んでいる場合も「森林」のままとみなされており、こうした「減少」していない「森林の劣化」も急速に進んでいます。アメリカの世界資源研究所(WRI)は、人間の手がつけられていない「未開拓林(フロンティア林)」(原生林の概念とほぼ同じ)は、世界に13億5000万haしか残っていないと報告しています。FAOの森林面積とは大きく異なることから、森林劣化や植林地への転換がいかに進んでいるかがわかります。」と記されています。
やはり、この間の森林をめぐる変化は、総森林面積の減少、とりわけ熱帯における原生林の減少が進むとともに、森林劣化や植林地(人工林)への転換も進み続けている、と評価して間違いないと思います。
これは メッセージ 1387 (ecologician さん)への返信です.
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