最近20年の消失ペースが問題
投稿者: ecologician 投稿日時: 2003/11/17 05:22 投稿番号: [1363 / 2229]
ブラジル国立宇宙航空研究所(=ブラジル宇宙機関)がいいたいのは、アマゾンの熱帯雨林300万km2あまりのうち、消失したのは日本の1.4倍にあたる50万km2あまりで、大部分が残っており、たいしたことないですよ、ということではありません。
ポルトガル人の入植以来、過去数百年間に消失したアマゾンの熱帯雨林のうち、消失した面積の約70パーセントが、最近20年間のうちに失われたものだということであり、農地開発、牧場開発などのペースが加速化しており、危険な状況だ、ということです。
すなわち、過去数百年で消失した面積の2倍以上もの森林が、1980年代以降の最近20年間で消失しています。最近は、毎年アマゾンの熱帯雨林の1%弱が消失してるわけで、このペースで行けば、来世紀にはアマゾンの熱帯雨林はほとんどなくなってしまうことになります。アマゾンの広大な熱帯雨林をわれわれも含めたわずか数世代のうちに消失させてしまうとしたら、これってすごいことだと思いませんか。
世界的に見ても、熱帯雨林については、アマゾンと同様のペースで消失しており、アジアでは約30%と、より速いペースで森林が消失しています。(温帯林は、面積ではむしろ増加しています。ただ、その質が問われますが。)
これが現実。
だから、
>「自然は多いほうがよいから、原生林を残せるだけ残そう!」
なんてものじゃなく、
「いまのペースで熱帯林を破壊していたら、100年後には、すべてなくなってしまいます。いますぐ、森林破壊をやめて、原生林を保護しましょう。」
これは メッセージ 1360 (suuud223 さん)への返信です.
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