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総合治水対策・・・

投稿者: urara8888jp 投稿日時: 2003/08/20 01:57 投稿番号: [1124 / 2229]
qtr3yy様

従来から「総合治水対策」という概念がありました。
PDFで見辛いかと思いますが、
http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai/shakai/020521/pdf/12_all.pdf
を参照してみてください。

ただ、このような総合治水対策は即効性の面、費用対効果の面でキツイ部分もあるので、沿川に相当な資産が集中した都市河川にしか適用されていないのが実際ではないでしょうか?

私は地方部の河川を相手にすることが多いので、実際の計画立案経験はありません。ですので、以下に述べることは私の個人的見解でしかないです。(言い訳がましくてごめんなさい)

面的分散という観点で言えば、机上では集中豪雨的に雨が降った支川の水を他の支川(あるいは本川)にバイパスする事などが考えられますが、地方部ではコスト的に費用対効果を確保するのが困難ですし、ややもすると氾濫域の切り替えに繋がりかねないので、実際には住民のコンセンサスが得にくい面があると思います。

浸透性舗装などの工法については、都市化区域では、多少なりとも浸透効果「回復」という面での機能を発揮できるかと思いますがこれも地方部ではどうでしょう?

ちょっと話は変わりますが、以前河川計画に長年携わっている先輩がこんなことをつぶやいたことがあります。

その時計画していたのはまさに地方部の川だったのですが、川と水田を繋ぐ排水路に段差も水門もなかったんです。すなわち、川が増水したら排水路から適度に水田に逆流して、そこに貯留効果(まさに面的な洪水の分散化ですよね)が生まれるしくみになってたんです。
(なお、その付近の農家の建物はほとんどが地盤嵩上げした土地の上に建てられてました。水田冠水はあっても宅地冠水は無い立地です。)

その河川に対して河川改修計画を立案するにあたり、ガッチリした堤防を造り、排水樋門を設けるって話になったとき、その先輩は「嗚呼、なんともったいない、折角の良い川なのに」とつぶやいてました。

確かにその沿川の住民にとっては、ガッチリした堤防と逆流を防ぐ排水樋門があったほうが安心かもしれませんが、上流から下流までを眺めたときに総合的に果たしてどうなのか?・・・という意味でそのように呟いたのです。

温故知新・・・新しい技術も場所によっては必要でしょうけれど、先人が築いてきた素晴らしい昔ながらの「総合治水河川」にこそ学ぶべきところがあるように思います。

長文失礼しました。・・・ちょっと疲れ気味で、まとまりのない文章になったかも・・・
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