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気功②

投稿者: akuroaenoto 投稿日時: 2008/04/19 01:11 投稿番号: [30 / 77]
  陽子(陽)「フッ……最初から私を呼べばいいものを…」

  雫(雫)「私たちの存在、忘れられていたようよ?」

  陽「忘れられていたか…」

  雫「一応、私たちは『地球』という星がある世界にいるのにね」

  陽「あいつらの世界に負けたというのか……」

  雫「あっちの印象が強かったのよ」

  陽「―くっ…」

  雫「まぁまぁ、悔むのもそこまでにしておいて、さっそく説明にいかない?」

  陽「…あぁ、分かった」

  雫「さて、私の名前は「音川   雫」。実在しない町『神村町』の住人です。性別は、女よ閙」

  陽「…自己紹介をするのか。てっきり「気功」のことを説明するのかと思った。私の名前は「谷本   陽子」。子どものころからずっと気功の修行をさせられてきた。そのせいか、私は「ブッキー」つまり、不気味の意味として、そう呼ばれてきた。性別は、女だ。ちなみに年齢は雫の2つ下だ」

  雫「はい、みなさんよろしく〜」

  陽「よろしくな」

  雫「では、早速、説明、否、紹介にいきたいと思いま〜す」

  陽「……紹介?」

  雫「そう、紹介」

  陽「……雫、分かってると思うが、私の知ってる気功はどれも秘術ばかりだ。一般人に教えるようなものはない」

  雫「まぁまぁ、そう言わずに〜」

  陽「無理なものは無理だ。だいたい、私に頼むこと自体おかしいぞ?私が答えるとでも思っていたのか?」

  雫「思ってたけど」

  陽「思うな」

  雫「冗談よ」

  陽「……雫、そういうわけだから、私はもう帰る。やることが残ってるんだ」

  雫「え?帰って修行でもをするの?」

  陽「いや……今日、最終回の番組が入るんだ。それを見逃したらもう…」

  雫「そう。じゃあ、行きなさい」

  陽「……なんだか悪い気もするが、ありがとう。アテロトアにも言っといてくれ。」

  雫「分かったわ。じゃあ、また明日。学校の帰りにでも」

  陽「分かった。じゃあ」

  雫「……」

  陽「……」

  陽「……」

  ………

  雫「ふぅ、行っちゃったか。じゃあ、私も見たい番組があるから、もう帰るわ。じゃあ、また明日にでも会いましょう―」

  鈴音(鈴)「いや、それはいけないんじゃない?」

  雫「あ、姉さん」

  鈴「これじゃあ、また次の人に回っていって、また「気功③」とか「気功④」とか、どんどん増えていくわよ?」

  雫「それはそれで―」

  鈴「よくないってっ」

  雫「でも、陽子は伝えられないって言って帰っちゃったし、私は教えられる事なんてないし。…あっ、不幸のなり方でも言おうか!」

  鈴「不幸は進んでなれるものじゃないわ。だいたい、あ
んたの度がすぎてるでしょう。別なのはないの?」

  雫「ない」

  鈴「きっぱりね」

  雫「じゃあ、姉さん、なんかいいものないの?」

  鈴「そうねえ、じゃあ、人との付き合い方とかでも―」

  雫「姉さんのそれは、生まれつきでしょ!」

  鈴「そうなのよね。うれしいのやら、悲しいのやら」

  雫「うぅ……嫌味に聞こえるわ…」

  鈴「結局、言うことはないのよね」

  雫「そうなのよ。だから、私は帰るわ。みたい番組も入るし。あ、姉さん、今日あの番組、最終回みたいよ?」

  鈴「あ、そう。じゃあ、私も帰るわ。雫、邪魔したわね」

  雫「え、いや」

  タタタタタタ……―

  雫「……走ってった…姉さんもクールなふりして実は見たかったのね…」

  雫「さて、私は次の気功③を紹介する人でも見つけてくるか〜」

  タッタッタッタッ……―





    続く
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