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麻のなぞなぞ2(回答)

投稿者: initiative55 投稿日時: 2000/09/19 12:28 投稿番号: [159 / 3369]
なぞなぞ2の問題
ヘンプを原料とした紙幣を使っている国で正しいのはどれでしょう?

答え   3
■解説
1.日本銀行券(日本)
マニラ麻:9割、三椏(ミツマタ)1割
明治初期は、和紙の原料の1つ三椏製の紙幣でしたが、現在ではマニラ麻
が主流。確認していませんが、話題の二千円札も同じ原料だと思われます。
2.ドル紙幣(アメリカ)
木綿(コットン)と亜麻(リネン)
両者の割合は知りませんが、この2つが原料です。
3.ルーブル紙幣(旧ソ連〜ロシア)
ヘンプ(大麻)製です。ロシアって最近紙幣を新しくしたっけ?
私は、そこまで把握していないので、わかりませんが、
もし、新しくしていたならば、今でもヘンプ製かどうかの確認が必要です。
ちなみにルーブル紙幣の国外持ち出しは禁じられています。
4.フラン券(フランス)
木綿と苧麻(ラミー)という繊維作物の1種です。
5.ポンド券(イギリス)
木綿と亜麻です。

■コメント
紙幣には、かなりの耐久性と保存性が必要であり、このような条件を満たす
原料は、すべて非木材(木綿、三椏、マニラ麻、亜麻、苧麻、大麻)です。
非木材紙は、昔から保存性、耐久性に優れており、奈良時代の正倉br>から出てきた紙も大麻や苧麻からできていたようです。

今、森林資源の保全のため、非木材紙(ケナフやさとうきびのかすのバガス)
が注目されていますが、それは、日本国内の紙消費量のうちたったの
0.1%です。リサイクルされた再生紙54.9%、木材紙45.0%という
ことを考えるとヘンプで紙の需要をまかなえるはかなり先の話です。

それよりも紙の原料をある程度確保し、過剰な森林伐採を少しでも押さえる
には、次の優先順位で進める必要があります。1〜4番目を実行した後、補
完的な役割としてヘンプを製紙原料とするのがよいと考えられます。

  1、紙の使用量を減らす。
  2、古紙のリサイクル率を上げる(55%→70%以上)
  3、持続的な森林管理体制の確立
  4、食品・農業廃棄物(バガス、小麦のかすなど)の利用
  5、製紙用作物(マニラ麻、ケナフ、ヘンプなど)の利用

出所:森本正和『環境の21世紀に生きる非木材資源』ユニ出版、1999年
    日本製紙連合会のパンフレットの1998年のデータ
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