やっぱりキーワードはエントロピー
投稿者: sustainabilitian 投稿日時: 2010/03/14 10:31 投稿番号: [34 / 67]
ゴミは資源だと言いますが、資源と言っても分散し混濁してしまった資源を分離するにはエネルギーが必要ですから、採掘して有効利用できる資源は限られてきます。
たとえば、鉄はどこにでも存在し、東京の地下水には鉄分が多量に含まれてコーヒーのような色をした水脈もあるそうですが、そこから鉄を分離して自動車を作ろうとしたら、石油などの他の資源が大量に無駄に費やされます。
つまり、生物による反エントロピー的な活動の結果一か所に純度の高い鉄鉱石が生成されるから、採掘して利用することが合理的なものになるわけですね。
加えて、オーストラリアで大量に採掘した鉄鉱石を船で千葉の製鉄所に運ぶコストは、釜石や秩父で採れた鉄鉱石を千葉まで運ぶよりも安いそうですから、その辺にも難しさがあります。
反対に、物質が混濁した材料も、焼却することによってエネルギーを分離しつつ無害で安定した物質に変化させ、不純物も酸化や気化を通じて回収しやすくなる場合が多いため、分別回収されたペットボトルも最終的には焼却されるのが合理的です。
鉱山からの分離学を専門とする武田さんが、リサイクル問題に関心を持つようになったのは、おそらくは、その辺を理解しない連中が不合理なリサイクルを強制して市民に無駄な労力を要求し、結果的にも無駄にエネルギーを消費し、一部の人々を利するだけのものになっているからだと考えられます。
吉村仁さんという人が、一般の市民の知性をどの程度だと考えているのか分かりませんが、先進国人というのは、合理的なルールの下に正しい知識を与えられれば、一人ひとりが非常に合理的な行動をするものです。
それぞれの家から満員電車を介してそれぞれの職場に到達することや、混雑した高速道路でめいめいが時速100kmで走りながら、人命や器物を損なうこともなくそれぞれの目的地へ向かうのも、人間の理性が反エントロピー的な行動をするからであり、たとえ未開の社会であっても獣的な欲望が無軌道に拡大するようなことはありません。
吉村さんのような立場の人々は、一般の人々に正しい知識を与え、合理的なルールを考えるのが仕事のはずですが、少なくとも吉村さんにはその能力も意志もなく、どうせ一般ピーポーはバカだからどうにもならないんだ、という理屈をつけて、役割をサボっていることになりますね。
これは メッセージ 30 (oomoriyan66 さん)への返信です.
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