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ペンギン氏へ

投稿者: moonlit_hanna 投稿日時: 2008/02/27 21:43 投稿番号: [193 / 239]
ウィキリンク、ありがとうございます。

潜在自然植生で言えば、温帯に位置するところの日本の極相は照葉樹林になるのかな、確か。高度が高いところはブナなどになるでしょう。で、クヌギなどの落葉広葉樹をねぐらにする絶滅危惧種もかなりあると聞きます。落葉広葉樹林を放置すると照葉樹林に遷移が進むということで、生物多様性の面で議論を呼びそうですね。

当方は、この説↓を師事します。
http://www18.ocn.ne.jp/~sakuraso/uchiyama..pdf

また別の説ですが、里山の植生についても、落葉広葉樹が中心となった時代は19世紀後半になってから・・?という仮説もあるようです。そういえば江戸時代の安藤広重などの浮世絵に描かれている山の植生は禿山に近い状態で、マツが数本というのも珍しくありません。あの風景がその時代の背景ならば、天然林の伐採は何も昭和になって始まったことではないということでしょう。

巨大な江戸時代の人口を支えるだけの薪炭を山林が支えていたのですから、そこからの収奪はかなりのものだったに違いありません。林床が貧栄養になって、痩せた土地を好むマツしか生えなかったのでしょう。

また、中国地方の二次林はアカマツが優占樹種。これはたたら製鉄の名残りとか。これも植生が変わってしまうくらいの収奪跡ってことでしょう。

それだけ、日本人は山林と密接に関わりながら文化を形成してきたのでしょうね。
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