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子どもを生む場所のデータが必要

投稿者: r13812 投稿日時: 2011/06/13 23:44 投稿番号: [54437 / 62227]
石井敦
http://twitter.com/ishii_atsushi
川端裕人
http://twitter.com/Rsider


石井敦
川端さん、初めまして。
編著者の石井です。
私からも心から御礼を申し上げます。

川端裕人
さっそくご連絡ありがとうございます!  
素朴な質問ですが、調査捕鯨の科学について語ることができる日本人著者は発見できなかった、ということなんでしょうか。

石井敦
いますが、どの方が書いても、同じ内容になるくらい、調査捕鯨の科学性は本当に低いです。
捕鯨をしなければ採れないデータは今はほとんどなく、そうしますと、安価で何回もデータが採れる非致死的調査を用いないと、科学ではありません。
捕殺すると、1時点のデータしか採れません。

川端裕人
「科学性」をそう簡単に決めてしまっていいのかという懸念があります。
科学と「とんでも科学」の境界ですらしばしば分かりにくいです。
ぼくは非致死的な調査でより詳しく分かるのは承知の上ですし、個人としてはそちらの調査を好みますが元々食用にする前提の元であれば、捕殺した上での調査からも得るものがあると考えてきました。
しかし、3章の説明ではクジラの年齢などを含め、どんどん「捕殺しなければわからない」ことは減りつつあるようですね。

石井敦
ご懸念、大変良く分かります。
私の専門は、そうした科学と非科学とでどのように、なぜ境界ができるのか、という課題も含んでいます。
ですが、調査捕鯨の場合、致死的調査と非致死的調査で採れるデータはほとんど同じで、後者のみが何回もデータが採れるので、この場合は明々白々です。

川端裕人
少なくとも、ぼくが参加した92-93の頃から比べても格段に、捕殺の意義が少なくなっているであろうことは想像できました。
また、日本の鯨研が、世界的な科学者コミュニティの中に入っていこうとしない(査読付き論文を出さない)ことも分かりました。

石井敦
おっしゃるとおりです。
それと科学性を判断する場合は、その目的が重要ですが(例えば捕鯨がクジラに与える苦痛を調べる場合には捕鯨が必要となります)、日本政府は捕鯨管理のために必要だと言っています。
しかし、捕鯨管理のために必要なデータはすべて非致死的調査で採取できます。
また、今、捕鯨管理に必要なのは、南極海といったクジラが餌を食べる場所ではなく、子どもを生む場所のデータが必要だというのが国際捕鯨委員会の科学委員会の勧告(iwcoffice.org/sci_com/scmain.htm)です。
これも日本政府は無視しています。

川端裕人
国内でやればいいのにと思いますね。
これは非致死推奨ですね。
南極海のものは無理にしても(AU,NZの海域になってしまうでしょうから)
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