Re: 南極ミンククジラの「減少」傾向
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2011/02/23 21:46 投稿番号: [52351 / 62227]
>2000年代の前半に、南極のミンククジラが増加するザトウクジラやナガスクジラに
>圧迫されて、増加できない、減少しているかもしれない、環境収容力は低下している
>に違いない、したがってザトウクジラもナガスクジラも「調査捕鯨」しなきゃいけない
>と言い出したのは大隈清治大先生様ですよ。
この記述のソースのうちの一つをあげておきます。
2002年IWC下関大会の時の科学委員会での発言で、IWC科学委員会機関誌に掲載
されています。
J. CETACEAN RES. MANAGE. 5 (SUPPL.). 2003
REPORT OF THE SCIENTIFIC COMMITTEE p.39
Ohsumi noted that the 1997 JARPA Review meeting had
confirmed that blubber thickness had decreased since the
JARPA programme began in 1987 (lWC, 1998b). He also
expressed the view that blue whales and humpback whales
were increasing in the Antarctic, and that consequent
competition effects might be restricting the carrying capacity
of minke whales.
ザトウクジラとナガスクジラではなく、シロナガスクジラとザトウクジラですね。
どっちにしても、両方とも大捕鯨時代以前の水準にははるかに及ばないわけで、
調査捕鯨やっても商業捕鯨はできない鯨種です。
母船式捕鯨は4分の3多数で覆さなければ変更できない国際捕鯨取締条約付表で
ミンククジラ以外は無期限に禁止されてますから、日本からの遠洋捕鯨で
ナガスやザトウというのはありえないのです。
原住民日帰り捕鯨ならありえますけど。
いずれにしれも餌であるオキアミ類をめぐる競合、闘争というと、鯨のことしか
念頭に置かないのがこの大先生博士とその弟子たちの特徴ですね。
まともな動物学者、生態学者だったら、鯨種間競合よりはるかに早い速度で変化に対応する
アザラシやペンギン、みずなぎ鳥、シルバーフィッシュなどの魚類、イカ類の
影響をまず第一に考えるのだけれどね。
南極海のヒゲクジラ類は南緯60度以南では魚は一切食べません。
何年「調査捕鯨」やって胃の中を調べても同じことです。
これは メッセージ 52349 (aplzsia さん)への返信です.
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