シャチ 座礁 /2005年2月知床
投稿者: r13812 投稿日時: 2010/10/11 06:23 投稿番号: [48442 / 62227]
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000851004280001
2010年04月28日
座礁の数日後、港内に集められたシャチ。傷だらけの体に事故の悲惨さが刻まれている=2005年、知床・相泊港
■仲間見捨てず 死の悲劇
2005年2月。知床半島・相泊(あいどまり)。テレビ局のヘリに乗った私は、上空から見た光景に息が詰まった。流氷のかけらが浮かぶ真っ青な海。そのまばゆさの中にシャチたちがいた。
赤ちゃんを見つけ、目がくぎ付けになった。1頭は逆立ちした形で尾びれを海上に突き出し、1頭は仰向けで腹部の模様を見せている。自分の息で曇る窓を手のひらで何度もこすり、額を押し付けて目をこらす。赤ちゃんを取り囲んで、横倒しになった大人のシャチが何頭も浮かんでいるのが見えた。
彼らは集団で浅瀬に入り込み、脱出できずに息絶えたのだ。座礁の原因は、急激に動いた流氷に群れが対応できなかったためという説もあるが、いずれにせよ最期には、体力のない赤ちゃんを見捨てられなかった大人たちが道連れになったのだろう。シャチの絆(きずな)の強さが招いた悲劇ともいえる。
ただ1頭生き残ったメスがよろよろと沖へ去ったと、後に聞いた。励ましあうように交わしていた仲間の声が、一つ、また一つと消えるなかで、彼女は何を思っただろう。家族を失って生きる孤独を思い、また胸が詰まった。
これは メッセージ 5816 (kujira77777 さん)への返信です.
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