Re: もっと分かりやすい!と主張したくなっ
投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/09/30 21:54 投稿番号: [48225 / 62227]
>http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2010/09/post_e509.html
>最近、ぼくはこういう図表をイルカがらみで紹介した。
>http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20100823/108270/
>デカルト座標的図表で考える方がもっと分かりやすい!と主張したくなったり(笑)。
>解放論とはあまりかさならない権利論や福利論の領域も扱えるから。
川端さんの図式化問題は、わかりやすい2局対立を、4局対立にしたこと
なのだけれど、大枠として二つの方向からより意味のある現状理解、
解決方向への展望が開けると思います。
第一に、もっとも理論的な骨格がはっきりしているヨーロッパの共通
水産政策、生物多様性政策の一環としての捕鯨論、イルカ保護、マグロ
政策は、米国流の権利論、福祉論とまったく関係ないということです。
EU政策としての反商業捕鯨論、野生生物保護政策は生態学、数理的
資源管理論から出てくることで、倫理や価値観の図式とは無縁です。
もちろん法制化をするにあたって、法の基盤に本来の普遍的倫理性が
あるはずという法学の前提がありますが、これはイルカが可愛いからどうの、
あるいは人間に近いから云々というレベルでの倫理性とは関係ない
です。
「権利」や「福祉」を強くディベートの全面に押し出すのは、個人主義の
強い米国の特徴で、歴史的自然主義や伝統的慣習法論の強い欧州や
イスラム圏ではあまりそういう対立ディベートに持ってゆく傾向は
無いと思います。
具体的に言うと、人間の商業活動がまだ動植物や地形を激しく不可逆的に
破壊する以前の、15世紀頃の人間の態度というのを、ヨーロッパや
イスラム圏は慣習法の世界として記憶しているのだけれど、アメリカには
それがない、という問題ですね。
日本、韓国、中国の問題は、儒教的実利主義と西洋輸入の近代合理主義を
セコく結びつけて、道教的な自然主義の伝統を完全に殺したことじゃない
ですかね。
欧米のインテリの間では、道教のほうが儒教よりはるかに高邁な考え方
というふうに理解されてますね。
川端さんの4局図式の第2の問題は、前にも書いたように、それぞれの
主張、イデオロギーに関して内容をきちんと紹介せずに、極端な例で
説明してしまっているという問題です。
米国の代表的な「動物権」主義者がテレビで毎週、ペットの不妊化を
宣伝してるとか、普通の日本人は知らないですからね。
もうそういうのは、いちいち細かく論ずるのは面倒だから、米国で
盛んな「倫理論」はいいかげんにしといて、欧州で主流の資源管理論、
生物多様性、生態系保護論でやったらいいんじゃないか、というのが
現実的でしょうね。
一応米国文化圏の辺境にいるけど、アジアのことよく知ってる、ダニエル・
ポーリーやヴィリー・クリステンセンなんかもそういう感じのこと言ってます。
ユニクロがデフレ経済を支えてるとか、無人島の領有問題で希土類の貿易規制
が交渉カードになりうるとか、出鱈目言ってる無教養な人は、学校教師やめた
ほうが良いと思う。
>最近、ぼくはこういう図表をイルカがらみで紹介した。
>http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20100823/108270/
>デカルト座標的図表で考える方がもっと分かりやすい!と主張したくなったり(笑)。
>解放論とはあまりかさならない権利論や福利論の領域も扱えるから。
川端さんの図式化問題は、わかりやすい2局対立を、4局対立にしたこと
なのだけれど、大枠として二つの方向からより意味のある現状理解、
解決方向への展望が開けると思います。
第一に、もっとも理論的な骨格がはっきりしているヨーロッパの共通
水産政策、生物多様性政策の一環としての捕鯨論、イルカ保護、マグロ
政策は、米国流の権利論、福祉論とまったく関係ないということです。
EU政策としての反商業捕鯨論、野生生物保護政策は生態学、数理的
資源管理論から出てくることで、倫理や価値観の図式とは無縁です。
もちろん法制化をするにあたって、法の基盤に本来の普遍的倫理性が
あるはずという法学の前提がありますが、これはイルカが可愛いからどうの、
あるいは人間に近いから云々というレベルでの倫理性とは関係ない
です。
「権利」や「福祉」を強くディベートの全面に押し出すのは、個人主義の
強い米国の特徴で、歴史的自然主義や伝統的慣習法論の強い欧州や
イスラム圏ではあまりそういう対立ディベートに持ってゆく傾向は
無いと思います。
具体的に言うと、人間の商業活動がまだ動植物や地形を激しく不可逆的に
破壊する以前の、15世紀頃の人間の態度というのを、ヨーロッパや
イスラム圏は慣習法の世界として記憶しているのだけれど、アメリカには
それがない、という問題ですね。
日本、韓国、中国の問題は、儒教的実利主義と西洋輸入の近代合理主義を
セコく結びつけて、道教的な自然主義の伝統を完全に殺したことじゃない
ですかね。
欧米のインテリの間では、道教のほうが儒教よりはるかに高邁な考え方
というふうに理解されてますね。
川端さんの4局図式の第2の問題は、前にも書いたように、それぞれの
主張、イデオロギーに関して内容をきちんと紹介せずに、極端な例で
説明してしまっているという問題です。
米国の代表的な「動物権」主義者がテレビで毎週、ペットの不妊化を
宣伝してるとか、普通の日本人は知らないですからね。
もうそういうのは、いちいち細かく論ずるのは面倒だから、米国で
盛んな「倫理論」はいいかげんにしといて、欧州で主流の資源管理論、
生物多様性、生態系保護論でやったらいいんじゃないか、というのが
現実的でしょうね。
一応米国文化圏の辺境にいるけど、アジアのことよく知ってる、ダニエル・
ポーリーやヴィリー・クリステンセンなんかもそういう感じのこと言ってます。
ユニクロがデフレ経済を支えてるとか、無人島の領有問題で希土類の貿易規制
が交渉カードになりうるとか、出鱈目言ってる無教養な人は、学校教師やめた
ほうが良いと思う。
これは メッセージ 48210 (r13812 さん)への返信です.
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