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Re: 大隅さん“事務局”って言っている・・

投稿者: aplzsia 投稿日時: 2010/09/12 22:48 投稿番号: [47638 / 62227]
>r君がいつも言ってる「RMPは「現在の推定生息数」と「過去の捕獲量」のみによって決まる。」は間違いだということだね。

そうではないです。
エンピリカル(経験的/実証的)な変数として入力するのは「現在の推定生息数」
と「過去の捕獲量」でよいというのが、簡潔、直裁な説明の仕方です。

過去の捕獲量というのも、一見確定しているようで、1990年代から2000年代
にかけて、旧ソ連の大量の無報告捕獲量、データ改竄が明らかになったので、
文字通りの「変数」です。

方程式に独立変数Xを入力すると従属変数Y(=捕獲枠)が決まるというのは
Y   =   aX   -   C   みたいな式を説明する時に普通の言い方だと思いますが。

a   とBはどう決まるんだ、というのは一応別枠で考えてよいことです。

>チューニングが必要だということは「常識の範囲を指定する」も間違いだということだね。

チューニング値というのは、どの程度のリスクを許容するかという判断ですから、
これはRMP(海底管理方式)開発者のジャスティン・クックやIWCの科学部長
(Head of Science)グレック・ドノヴァンが言っているように、自然科学的、
統計学的に導き出す数値ではなく、どちらかというと政治的に決定する値です。

Y   =   aX   -   C

にもどると、a   は生物学的に一定の幅で個体数密度などにより変化する値:
パラメータ。これを常識の範囲と言ってもいいし、もっと詳しく言うと、
懐妊期間が一年以上にわたるナンキョクミンククジラでは、いくら水産庁、
鯨研が調査捕鯨の実測データから年排卵率100%以上と主張しようと
それはありえない、という生物学的な制限から決まって来る値、ということです。

C   は   国際世論を背景に会議で決める定数です。

1950年代の常識だと、系群の一つや二つ枯渇してもかまわないという感覚
だったから、リスクフレンドリーの値で高い捕獲枠=短期利得を出します。

1970年代以降だと、人々の環境、自然保護意識が向上したし、数々の個体群を
枯渇させてきた「近代産業捕鯨メンタリティー」がまだ健在だから、リスクを
嫌って捕獲枠を低く出す値に設定するという政治判断になります。

森下丈二氏がよく言う「科学的資源管理」、「RMPで科学的に決まる」という
言い方自体がそもそもいかがわしい誤導なのです。

ついでに言っておくと、現在の日本の調査捕鯨捕獲数はすでにRMPで計算する
捕獲枠を上回っている公算が強い、という2007年マリンポリシー誌での
英米メキシコ豪NZの国家公務員たちの指摘に水産庁、鯨研は反論したこと
ないです。
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